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オーストラリアのバースセンター

アメリカやヨーロッパでは、病院でのアメニティ(居住性)がとても大切にされていています。「世界の分娩室から」では、最新の設備と居住性を備え、注目を集めている分娩室を取材し紹介します。


オーストラリアのバースセンター
オーストラリアも、出産の主流は病院分娩ですが、助産婦がお産を介助するバース・センターや、自宅出産も行われています。

その数はまだまだ少ないのですが、日本は全体の出産数の中で、自宅&助産院での出産が1%以下なのに対し、オーストラリアでは、自宅出産だけでも6〜9%ほどあると言われています。

シドニーに数カ所あるバース・センターの中でも、このパディントンは町の中心地にあり、大きな産婦人科専門病院の敷地内に建てられていて、立地条件はばつぐんです。

バース・センターというのは、日本で言えば助産院にあたり、助産婦が運営する出産施設です。ただ、日本の助産院のように、助産婦の自宅というわけではなく、何人かの助産婦が交代で勤務しています。

かわいらしい一戸建の建物は、まったく普通のお家と変わりません。
中にはベットルームが3つ。
その部屋にカップルは入院し、そこで出産します。部屋にはダブルベットのほか、椅子やクローゼット。壁紙やカーテン、ベットカバーの色はピンクに統一され、とても落ち着いた雰囲気です。すべての部屋は中庭に面していて、陣痛の途中に庭に出て、リラックスすることもできるとか。


分娩室
分娩台がないので、産婦はベットの上でも、床の上でも好きな場所で、自由な姿勢で出産することができます。
このバース・センターには、ひとつ、大きめのお風呂もあり、水中出産をすることも可能です。

今、先進国では、助産婦が介助する自然なお産を求める声が高まっています。
産科医学と医療技術が進歩した現在だからこそ、そうした高度医療に見守られながら、できるだけ自然な形のお産ができるようになってきたのでしょう。

引用/『お産はっけよい』現代書館1995
写真/文 きくちさかえ 1996掲載 1997,1999更新


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安産と楽しいマタニティライフに役立つ101用語を解説。 監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長





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