育児に参加するのか?はたまた育児の主体となるのか?というのは、育児にかかわる父親としてもその違いは、けっこう微妙そうで、中味はまったく違うもの。
「育児参加」は、「まあ、仕事に支障がない程度に、ときどき育児に参加する。育児の主体は、やはり母にあり」という意味。一方「育児の主体」は、文字どおり、母とともに子育てをする。母と同じように父をするということは、仕事に支障が出てくるのもいたしかたないところ。むろん、そんなことはあたりまえなのだ。


ワーキング・ママはわざわざそう呼ばれるのに、なぜ父はワーキング・パパと呼ばれないのだ?
これは、babycomの当面の問題提起でもある。ワーキング・パパのみなさん、『ワーキング・マザー』をクリックして、ぜひワーキング・ママたちの真剣な悩みを参考にしていただきたいもの。

さて、父としての自己存在を「子どもが大きくなってから、キャッチボールをしてやる存在」とか、考えていないだろうか? 女の子の場合は、年ごろになったら肩を並べて街に買い物に出かけるとか。
「甘い!!」はっきり言って、甘い。こんなこた〜、昭和初期の父親の台詞。そして彼らもこれで多くの場合、失敗しているのである。第一、大きくなってからでは、遅い。キャッチボールができるまで、子どもを放っておいてみるがいい、オヤジはまったく男の子にも女の子にもかまってもらえる訳がないのだ。
やはり、家族というのは、毎日の行動や表情なんかを互いに確認しあってこそ、信頼関係が生まれてくるというもの。

「家族サービス」なんていう言葉は、間違っても口にしてはいかん。「育児に参加すらしない父親こそ、サービスされているのである」なんて、ある日突然、痛〜い、お言葉が返ってくるだけだ。
誕生のときから子どもを見つめ、赤ちゃんをあやし、保育園の送り迎えをし、小学校のPTAに出かけた末にやっとキャッチボールができるようになる。キャッチボールをしてもらえるのは、そうした地道な努力に対するご褒美だくらいに思っていたほうがいい、かも。


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