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助産師 たつのゆりこさんの「ベビーマッサージ」

監修:たつの ゆりこ
開業助産師。世田谷区に「お産の家 Be born」を開業。入院出産をはじめ、母乳育児相談、ベビーマッサージ教室、女性と子どものための東洋医学治療室ほか、多方面で活躍。

赤ちゃんの不調にも、ベビーマサージが効果を発揮します。

夜泣き

夜泣きをするときはたいていおなかの調子が悪いときなので、おなかを温めてあげると効果的。【基本のマッサージ】をして、お母さんの手が温まったところで、おなかをゆっくりなでてあげましょう。また、蒸しタオル(蒸しタオルの作り方)を当てる方法もおすすめです。
また、お母さんがイライラしていたり、体調が落ちているときにも、赤ちゃんは夜泣きをしやすいもの。こんなときは、お父さんに赤ちゃんの世話やマッサージを替わってもらいましょう。そして、お母さんはゆっくり心と体を休ませて。お母さん自身がマッサージを受けるのもよい方法です。

風邪

生活環境が変わったり、移動が多かったりすると、赤ちゃんは風邪をひきやすくなるもの。また、食べ過ぎも風邪の引き金のひとつになります。風邪かな…と思ったら、早めに【基本のマッサージ】をして、全身の血行をよくしてあげましょう。
熱は頭のほうにこもりやすいため、足のつけ根や腰など、下半身をよくマッサージしてあげるのがコツ。体の上部の熱を降ろす効果があるので、赤ちゃんもすっきりするはずです。寒い季節で部屋が十分に暖まっていないようなときには、上は着せたまま、おむつだけ外して足や腰をマッサージするだけでも十分効果があります。

また、鼻がつまってミルクが飲めないときには、太めの綿棒にオイルをたっぷり含ませ、オイルが粘膜を伝わって鼻の中に入るように、鼻口に湿布してください。鼻詰まりが和らぎます。また、ひたいと耳をていねいにマッサージするのも効果的。額は手のひらでなで上げるように、耳は外に向かってつまむようにしながら上下に動かします。

便秘

基本のマッサージ】のうち、下半身と足のつけ根、腰、おなかのマッサージをとくにていねいに。母乳で育てている場合は、お母さんが肉類や乳製品など、動物性のたんぱく質をとりすぎないようにするのも効果的です。しょっちゅう便秘する子は、エネルギーをうまく外に発散できていない場合が多いので、日常的な全身マッサージで体を開放してあげるとよいでしょう。

イライラ・不安感・ぐずり

赤ちゃんが不安や恐怖を抱えているときには、呼吸が浅くなります。そんなときは、お母さんの手でやさしくマッサージして、メンタルストレスをとりのぞいてあげましょう。とくに、胸のあたりを大きく手のひらでマッサージをすると、赤ちゃんの体が徐々に開いて、呼吸も自然と深くなっていきます。背中へのタッピングで背骨を刺激するのも効果的です。おなかも蒸しタオルなどで、暖めてあげましょう。


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