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子どものための快適空気環境 5.冷房と室内空気汚染



冷房と室内空気
冷房なしではとてもしのげないような暑さが続く夏。小さな子どもがいる家庭では、熱中症やあせもを防ぐことを考えると、冷房を一日中つけっぱなしにせざるを得ない状況ではないでしょうか。
そんな中、気になるのがやはり室内の空気汚染。

冷房をつけたままで閉め切り状態の家のなかの空気はいったいどんな状態で、どんな問題をはらんでいるのでしょうか?また、真夏の上手な冷房活用法は?セキスイハイムの林さんに教えてもらいました。


冷房と室内空気汚染

 エアコンはフィルターをきれいに保てば 空気清浄機よりも空気を
  きれいにしてくれる!?


 室内にできる冷気の“ムラ”対策は?

 夏の陽射しをカットして室内の温度上昇を防ぐ



エコ的プラスワンレシピ-5

虫よけに沖縄に自生する植物「月桃」

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冷房と室内空気汚染


エアコンはフィルターをきれいに保てば空気清浄機よりも空気をきれいにしてくれる

小さな子どもがいる家庭では、ほぼ24時間エアコンをつけているのが現状ですが、その場合、室内の空気はどれくらい汚れているのでしょうか?やはり換気は必要ですか?

「エアコンの冷房運転が原因で空気が汚れると言うことは、まずないと思います。それに、最近のエアコンには空気清浄機能を持ったタイプも多いので、逆に空気を清浄に保ちやすいと言えます。しかも、エアコンは室内を循環する気流が強いので、空気清浄機よりも効果が高い場合があるんですよ。
でも、それはエアコンのフィルターを清潔に保っている場合の話。エアコンのフィルターは思ったよりも汚れているもの。きちんと掃除をしていないと、フィルターについたホコリにカビが発生して、室内にその菌糸がばらまかれることがありますから注意が必要です」

特別暑い今年の夏は、エアコンを使う頻度がどこの家庭でも多いと思いますが……
その分、こまめな掃除が必要ということですね。最近では自動的にフィルターを掃除してくれる機能がついているエアコンも出てきていますし、そういった機能を利用してもいいかもしれません。
では換気も特に必要がないと考えていいのでしょうか?

「いいえ、やはり換気は必要です。というのも、化学物質や二酸化炭素などのガス状の空気の汚れは、エアコンや空気清浄機では除くことができないからです。日中の一番暑くなる、昼過ぎから午後にかけての時間帯の前後には、30分間は窓を開け放して換気をしましょう。
あと、夏場には殺虫剤を使う機会が増えます。特にスプレー式のものを使うときには必ず窓を空け、使用後も臭いが完全に抜けるまで換気を。さらに、スプレーした場所は濡れ雑巾でしっかり拭き上げ、残留した薬品を残さないようにすることを忘れずに」


室内にできる冷気のムラ

薬品が残っていると、大人よりも床に近い距離にいる赤ちゃんにリスクが及びそうですよね。
床で気になるのが、冷房をつけるとどうしても赤ちゃんのいる足元付近が冷えてしまいがちになるのですが…この解決法はありますか?


 取材協力&情報提供

  積水化学工業(株)住宅カンパニー


  林 哲也さん
  関連情報:
  住まいの空気環境についてもっと
  考よう「空気工房」HP



 基本コンテンツ

 1.子育て環境とアレルギー


 2.子どもとハウスダスト

 3.シックハウスって何?
 4.私たちができる
    シックハウス対策

 5.子育てにやさしい家を考える



書籍紹介&web Link

 ・関連書籍紹介

 ・関連Web紹介

「最近のエアコンでしたらなるべく室内の温度差を作らないように工夫はされています。あと、住宅の気密断熱性能が高ければ、もともと温度差は起きにくいものなのです。
どうしても室内の温度差ができてしまうというなら、一番簡単なのが扇風機を天井に向けて運転し、室内の空気を撹拌することです。天井扇(シーリングファン)を設置したり、ファン付きの照明に替えるのも方法のひとつ。
まだベッドに寝ているころの赤ちゃんの場合、エアコンや扇風機の風が直接当たらないようにしてあげてくださいね。床板がスノコになっているベビーベッドもありますから、そういったものを利用すれば、あまりエアコンを強くしなくても赤ちゃんが快適に過ごせると思いますよ」


陽射しをカットして室内温度上昇を防ぐ

エアコンを使い過ぎることで、汗をかく機会が少なくなって身体の体温調節機能が衰えているなんて話も聞きますからね。ほかに、エアコンに頼らない、夏の快適な室内づくりの工夫はありますか?

「夏の暑さの原因は窓から侵入する日射熱が半分以上を占めているので、この対策をとるのが賢い方法です。簡単なのはすだれや植栽でうまく日差しを遮る方法。同じ遮るにしても、室内側より、外側を遮るほうが効果は約2倍アップします。その時、遮るメインターゲットとなるのが西側。一番温度が高くなる午後2時頃から夕方にかけて太陽の高度は低くなり、部屋の奥まで暑い光が届きます。その結果、室内の温度は上昇し夜まで暑さが続きます。この光を窓の外からカットすることで、効果的に室内の温度上昇が防げるというわけです。

また、エアコンの上手な活用法としては、昼間外出などで室内に熱がこもって入る場合、風通しをよくして熱を一旦逃がしてからエアコンをかけるのが効率的。炎天下に駐車してあった車に乗るときと同じ手順です」

“住まいは夏を主にすべし”と徒然草にもありますが…家づくりの面で、夏の暑さ対策として考えておくべきことはありますか?

「先にも述べましたが、厳しい陽射しを遮る工夫を施すことです。西日を遮るために、西側の窓には陽射しを遮りながら通風ができる電動付きのルーバー窓や遮熱スクリーンを設けたり、陽射しをカットする庇をつけたり。上階にベランダをはり出しても、庇として役立ちます。セキスイハイムでも、そうした配慮が取り入れられたシリーズがあります。「パルフェAE」「ツーユーLE」。参考にしてみてください」






虫よけに沖縄に自生する植物「月桃」

 夏の風物詩と言えば“蚊取り線香”立ち上る煙とあの独特の香りは日本の夏、といった気持ちにさせられますが…ポトリと落ちた蚊をみつけると、どうしても身体への影響を考えさせられます。ましてや小さな赤ちゃんがいる家庭だとよけいに気になるもの。

 そんな人におすすめなのが「月桃」。沖縄に自生する植物で、その香には防虫、防カビ効果があることがわかっています。現地では昔から庭先に植えて虫よけとされているそう。最近ではこの香気成分を抽出したエアスプレーやエッセンシャルオイル、お香などが登場しています。室内で香らせれば、虫をよせつけない見えない防虫ネットとなってくれます。ハーブですから、冷房をつけた閉め切った室内でも安心して使えます。
ぜひおためしを。


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