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卵子提供・代理出産プロジェクト

卵子提供・代理出産 図書室

紹介:白井千晶(社会学)

卵子提供・代理出産の体験に関する本


あなたの赤ちゃんが欲しい―43歳、卵子提供出産の記録
明石葉子 筑摩書房、2004年

43歳で卵子提供を受けて出産した女性の体験記。
どうしても自分で卵子を選んで、エージェントを選びたい、妥協はしたくない、という彼女のとったプロセスが詳細にわかる。 彼女はそのプロセスを「プロジェクト」と呼ぶ。
子どもが生まれることは、子どもを生むことは、プロジェクトか。 違和感がある人、ない人でその先の行動が分かれるのかもしれない。 そのどちらの方にとっても、読んでみてほしい本。


会いたかった
代理母出産という選択

向井亜紀 幻冬舎、2004年

妊娠によって判明した子宮頸がんによって、お腹の子と子宮の摘出を余儀なくされた筆者が選んだ道は、代理出産。 三度目の代理出産で、双子の母となるまでのプロセスを描いた本。 彼女を実親とする出生届の不受理をめぐる裁判の道程は『家族未満』(小学館、2007年)で。
プロポーズ
私たちの子どもを産んでください。

向井亜紀 マガジンハウス、2002年


バースマザー ―ある代理母の手記
エリザベス・ケイン 共同通信社、1993年

アメリカで代理出産一号と言われる女性が語った、「代理母」の手記。
産めない母と産みの母
―代理母出産という選択

小泉カツミ 竹内書店新社、2001年

依頼した夫婦、引き受けたアメリカ人代理母の心の内を取材した本。



ルポルタージュ


つくられる命
―AID 卵子提供 クローン技術

坂井律子・春日 真人 NHK出版、2004年

2002年5月放送「NHKスペシャル・親を知りたい」の取材をもとに、さらに追加取材をおこなってまとめられた単行本。
子どもの立場からみて、精子提供、卵子提供はどのような課題があるのか、生物学的ルーツがわからない心境とは、出自を知る権利とは、を社会に問いかける良本。
代理出産―生殖ビジネスと命の尊厳
大野 和基 集英社(集英社新書)、2009年

長年、代理出産の当事者を取材し続けてきたジャーナリスト、大野氏がこれまでのインタビューをまとめた渾身の一冊。
代理母(卵子は代理出産する女性のもの)で生まれた子どもと、代理出産(卵子は依頼する女性のもの)で生まれた子どもがきょうだいとなっている家族。 子どもの思いは、母の思いは、出産した女性の思いは。
今、家族はどうなっているのか。子どもが生まれることはゴールではない。 ぜひ一読を。


代理母出産
―子宮がなくても子供が抱けた!!

菰田 麻紀子 近代映画社、1996年

卵子提供、代理出産、精子提供に携わるエージェンシー(斡旋業者)への取材による本。
あなたの子宮を貸してください
平井美帆 講談社、2006年

自ら子宮卵巣疾患に直面した筆者が、アメリカでの取材を通して書き上げたノンフィクション。
代理出産を手がける医師、日本人依頼者、エージェンシー、代理出産者に取材をおこなっている。代理出産は慈善に基づくすばらしいもので、子宮をもたない女性にとっての最後の砦、それを奪うことは幸福追求権の侵害だ、とする、代理出産是認の立場の本。



医師による本



母と娘の代理出産
根津 八紘、 沢見 涼子 はる書房、2009年

実母が、娘のために、娘夫婦の受精卵の移植を受け、妊娠し、出産する。 国内で唯一、代理出産を公表している根津医師による本。3人の成功例と、1人の子をもつに至らなかった例が登場する。



精子提供に関する本



AIDで生まれるということ 精子提供で生まれた子どもたちの声
非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ(DOG: DI Offspring Group) (著), 長沖 暁子 (著)

「卵子提供・代理出産を考えるプロジェクト」でも、インタビューを掲載している(、精子提供で生まれた立場の方が、初めて書籍として生の声を刊行。 精子提供で生まれた、精子提供で子どもをもった、という事実は、一生続くのだということに目を向けたい。それはもちろん卵子提供も同じ。どの立場の方もぜひ一読を。
精子提供: 父親を知らない子どもたち
歌代 幸子 (著)

日本のAID(DI)の当事者への取材に基づくルポルタージュ。選択した夫婦、生まれた子ども、精子を提供した人、医師に取材。生の声、葛藤、困難を伝える本。


子どもが語るAID
―生殖技術について、今考えてほしいこと−

非配偶者間人工授精(AID)で生まれた人の自助グループ(著)

非配偶者間人工授精で生まれた人の視点から、AIDの問題点をまとめた冊子。 (A5版 12ページ、500円) 申込先URL http://blog.canpan.info/dog/archive/32
AID-家族になるということ-Faily Building
すまいる(DI親の会)(著)

AIDを選択した夫婦、生まれた人からのメッセージが集められているこの本は、AIDに関わる当事者には必読の書。 選択する前に考えておくべきポイントも整理されていて、考えている人、経験した人、双方にとって必ず役立つと思います。(B5版 31頁、700円) 申込先URL http://www.k2.dion.ne.jp/~oyanokai/sub5.html


家族をつくる−提供精子を使った人工授精で子どもを持った人たち
ケン・ダニエルズ(著)仙波由加里(訳) 人間と歴史社(2010年)

DIで生まれた人が出自を知る権利を法的に認めている国、ニュージーランド。著者はニュージーランドを拠点にDIに関わる家族・患者のカウンセリングに関わってきた。 DI(非配偶者間人工授精)を使って家族をつくることを決める、隠さず話そうと決める、子どもたちに事実を話す、など、局面別に多くの事例が収められている。
「どの家族もつくられるものである。物理的につくりあげることも大事だが、いわば心理的・社会的につくりあげる過程も同じくらい大事であろう」(23頁)という言葉にあるとおり、誠実に家族をつくる過程とその課題・エピソードが豊富だ。精子提供や卵子提供を経験しようとしている・経験した人のみならず、ステップファミリーや養親、里親などにも参考になる点が盛りだくさん。



告知(テリング)に関する本



新着 絵本 ずっと これからも-卵子提供で家族になった物語
作/早坂バジル 絵/湯浅宣之 babycom(2017年2月)

卵子提供でママになった人が書いた子どもに伝える家族の物語。
あたたかな絵とやさしい文で、誕生のよろこびや子どもへの愛を伝えます。テリングするしないにかかわらず、子どもといっしょに読める絵本。
すっとこれからも解説書「テリングのためのガイド」解説:白井千晶
絵本 ずっとこれからも サイト


大好きなあなただから、真実を話しておきたくて 精子・卵子・胚の提供により生まれたことを子どもに話すための親向けガイド
オリビア モンツチ (著), 才村 眞理 (翻訳)

イギリスで精子提供によって親になったグループのメンバーが作成した、事実を子どもに打ち明けるための本の邦訳。
0〜7歳、8〜11歳、12〜16歳、17歳以上、の4段階に分けて具体的なアドバイスが掲載されている。
巻末には日本で役立つ情報も。


話してやってください あなたの子どもの大事な物語を
―精子・卵子・胚の提供で生まれた子どもへの告知のためのガイドブック

吉村泰典(主任研究者)岩崎美枝子(文責) 厚生労働科学研究費補助金による(2007年11月)

送付の問合わせ先
〒160-8582 東京都新宿区信濃町35
慶應義塾大学医学部産婦人科教室 久慈直昭教授



生殖技術に関する小説

フィクションとあなどるなかれ。
丹念な取材に基づいて、問題点や課題、陥りやすいトラブル、倫理的問題が鋭く描かれています。


エンブリオ
帚木 蓬生 集英社、2002年(文庫版もあり)

人工妊娠中絶させて胎児を医療に使用したり、男性の腹腔内で胎児を成長させたり…衝撃的なようで、実はこれらのエピソードは実際におこなわれてもいる。 同著者による『臓器農場』も、生殖技術のありようと生じるであろう問題を考えるのに最適な小説。



多様な家族を考える本

子どもがいないと、家族と言えない? 結婚したのは、子どもがほしいから? 子どもが産みたい?親になりたい?
自分の答えを探すためには、オルターナティブを知ることが大切。


その子を、ください。
鮫島浩二 アスペクト、2006年

親になりたい夫婦と、子どもの幸せのために子どもを託したい女性をボランティアで仲介し、子の縁結びをしてきた産婦人科医による本。 生む立場から、育てる立場から特別養子縁組の実際がわかる本。
「家族」をつくる
―養育里親という生き方

村田和木 中央公論新社、2005年

里親として、子を愛し慈しんで育てる親たちを取材。笑いと涙の生活は、直面する課題は何か。様々な事情を抱えて家族に加わった、その後はどうなのか。 家族が増える実子の気持ちは。 まずは読んでみてほしい。


生殖医療と家族のかたち
―先進国スウェーデンの実践

石原 理 平凡社、2010年

生殖補助医療の専門家である医師が、フィールドワーク先に選んだのは、人口あたりの国際養子縁組率が世界でトップの国、スウェーデン。
子どもをもつことができなかった夫婦の人生の選択
−不妊治療をする、その次の選択−

安田裕子(著) 科学研究費補助金による(2010年7月)

送付の問合わせ先 yuko-y[at]kcat.zaq.ne.jp [at]を@にかえて送信してください。



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