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胚移植回数と米国での治療その2 ぽち  -- 2003/06/25 ..
私が先日、投稿いたしました「胚移植回数と米国での治療」に対するレスを多数の方からいただきました。本当にありがとうございました。あまりにも、お返事が遅くなってしまったこと、返信がうまくできなかったことから、スレッドをたてさせていただきました。

未久さん、めるもさん、みっぴーさん、ふきのとうさん、sachiさん、む〜ちゃんさん、レスをどうもありがとうございます。
たくさんの、有用な情報を本当にありがとうございます。
米国の病院に行っていたため、お返事がこんなに遅くなってしまいました。申し訳ありません。

皆さんがおっしゃるとおり、米国の病院のお値段は本当に高いですね。もう、びっくり。さらに驚いたことには、注射も自分でするんですね。治療が始まる前に、それこそ、オレンジで練習しなくちゃって、感じです。日本では確かに、医療従事者がすべての注射をしてくれるなど、いたれりつくせりなのに対し、米国では自分自身で注射をしたり、自分自身で薬局から薬剤を購入したりと、患者自身の責任の比重が日本よりも高いのかなぁって印象をもち始めました。そうそう、インフォームドコンセント用紙にあるwitnessは、皆さんがおっしゃるとおり、看護師さんがつとめてくださるみたいです。
 私は英語が堪能ではないので、めるもさんがおっしゃるように翻訳ソフトを活用してみようかと考えています。日米の医療環境の違いにあたふたしているので、また、質問させていただくかもしれませんが、またどうぞ、よろしくお願いいたします。

 それから、みっぴーさんへ。
着床前診断は日本では一般的に実施されていないと思います。(米国でも、症例はそんなに多くないみたいですが・・)
 日本では、着床前診断を禁止する法律はないと思いますから、実施しても違法ではないと思います。ただし、日本産科婦人科学会が、着床前診断の対象は重い遺伝病に限るーーなどの内容の会告を出しています。北九州の有名な不妊治療の病院(セント○ザー産婦人科医院)が、親側の染色体異常のために流産を繰り返す夫婦の着床前診断の実施を日本産科婦人科学会に申請しましたが、会告に反するとして受理されなかったことがありました。こうした経緯をみても、日本では一般的ではないと思われます。着床前診断の実施をめぐっては、「生命の選択につながる」として反対する障害者団体、女性団体があります。根っこは、羊水検査と同じなんです。倫理的にはかなりヘビーな、デリケートな診断なんです・・・。

最後に未久さんへ。実は今回の「ぽち」は、初登場の「ぽち」なのです。今回初登場の「ぽち」は確かに日本在住ですが、未久さんがご存知のぽちさんは別にいらっしゃるのかしらって、思いました。オリジナルのぽちさんは「あれ?私、投稿していないんだけどな?」って思われているかもしれないな、とも思いましたので、ご参考までに。


頑張ってください   む〜ちゃん
ぽちさん失礼しました!   未久
日本でも注射を。   メロン
着床前診断   もんき-
米国の治療   すなこ
着床前診断が・・・   みっぴー




 

   >>> 頑張ってください む〜ちゃん   -- 2003/06/25..
 
私の前の投稿で知りたかったのは胚移植のことでInseminationのことではありません。日本語では説明を受けていないのでわからなかったんです。あと Inseminationというのは、精子を取り出して質の良いのだけ選び医者が子宮に挿入する人工授精の事で体外授精とは違います。ぽちさんも英語で医学用語を理解しないとならないので頑張ってね。薬のことですが私の医者でさえ特定の薬屋ー配給社ーから買うようにいわれ、保険会社に聞いてみるとその会社を通すと保険はカバーしないと言われました。薬自体は保険がおりるので提携している薬局で買いました。もし、医者のいわれるままその会社を通して薬を買っていたら、一か月分で$1200払わなければなりませんでした。色々サイトで見ているとそれでも、保険のない場合はこの会社は安いみたい。Freedomdrug.comで調べてみたら。アメリカは、何でも自分で調べたりしないと損をします。多分私の医者は、その配給社を使う事で何らかのお礼を受けているのではないか と想像してしまいます。こちらのgoogleでInfertility TreatmentやGonal-fを見てみるとたくさんのサイトがあり投稿するboardもあります。中にはあまった薬を売ってる人もいます。まぁ余り物は・・とも思いますがチェックしてみたら。ぽちさんもこちらでは通訳とか日本のエージェントか何かに頼むんですか。色々なストレスを考えるとその方か゛いいかも。金銭的に余裕があるなら。すぐ注射するのに慣れました。アイスノンを打つ所に当てて注射器に薬をいれたり用意すると打つ頃には感覚が無くなって痛くありません。今わたしは、排卵してます。私の主人は英国人でInseminationはしないと言ってます。フランケンシュタインを作ってるみたいでいやなんだって。わたしもこれでだめだったら養子でもかんがえてみるつもり。世界には、たくさんの捨て子があり白人の夫婦が東洋系の子供を抱いているのをよく見ます。でも主人に似た子供が欲しいなんてミーハーな気分になる時もあります。IVFは、たいへんだと思います。卵を取り出す時がすごく痛いと友達が言っていました。見知らぬ土地で頑張るぽちさんを心から応援します。がんばってね。
 





   >>> ぽちさん失礼しました! 未久   -- 2003/06/23..
 
ぽちさん
何と失礼しました。では初めましてだったのですね。
それでやはり米国での治療に決められたのですか?
経費的にも時間的にも精神的にも大変ですよね。
でも御自身が納得した状況が一番だと思いますので、頑張って下さい。このサイトでも米国在住で治療していらっしゃる方が少なからずいらっしゃいますよね。その方々の御意見などは現実的で即効力があって重要なのではと思うのですが、私御存じのとおりお名前を覚えるのが苦手なので、皆さんの投稿ネームをはっきり記憶していません。
過去ログも消えて行っているので、ウーン分かると良いですね。

応援しています!!
 





   >>> 日本でも注射を。 メロン   -- 2003/06/22..
 
毎日色々なところに行かなければいけない仕事の関係でそのクリニックや他の病院にも注射を毎日打ちにいけないことを訴え、注射をアメリカのように自宅でうってはいけないだろうかと頼んだところ、リスクは承知の上でというのなら自宅で注射をしてOKといわれ行ないました。
注射は病院で看護婦さんに教えてもらいました。
教えていただいた通りの体の位置に、注射器の空気を抜いてなど手順をキチンとふみ、さらに注射の管理をきちんとすることが大事です。
(アメリカでは注射を簡単に打てるセットが出来ているらしいけど日本にはないので、医療関係者がやっている手順どおりやらなければいけない。)
いつもはずさんな私ですが、この件に関してはビシッとやりました。
1回の体外受精でめでたく妊娠。そのときの1連の注射は全て自分で打ちました。
ちなみに自分で注射をうつとわりと痛くありません。

「技術」をどう人に生かすかは、とっても難しい問題ですね。
なければあきらめもつきますが、あるとどう使うかでそれとも使わないかで悩まないといけない。
 





   >>> 着床前診断 もんき-   -- 2003/06/21..
 
着床前診断のお話を見て、思わず書き込みさせていただいております。
私はこれまで4回の妊娠を経験しておりますが、そのうち3回は流産、1回は無脳症児ということで中絶の処置を受けています。3度目の流産の後に夫婦揃って検査を受けたところ、主人に染色体の相互転座という異常が見つかってしまいました。

その後、ぽちさんが書かれていた九州の病院から出された申請を目にする機会があり、初めて着床前診断という方法を知りました。この方法を用いれば私達夫婦も「数打ちゃ当たる」的な妊娠を避けることも出来るし、何より生きた我が子を抱ける可能性が出てくると大きな期待をもって産婦人科学会の結論を待ちました。不受理の結果を知った時は本当に残念で仕方がありませんでした。

その後地元の大学病院を訪ねましたが、答えは同じ。「あなた方は自然妊娠できるのだから良い受精卵と巡り合うまで妊娠を続けるしかない。・・・着床前診断の技術はもっているんだけどね」と言われました。

本当に必要な人間に生かされない「技術」とは、いったいなんのための技術なのか。
その方法の存在を知りながら選択出来ない患者の立場は?
・・・お話されたその先生のホームページ上での自己紹介で「家に帰れば○人の子どもに囲まれ・・・」なんて書いてあったのを見ていただけに、やり場のない怒りだけが残りました。

倫理的な問題があるのも承知の上です。障害者団体からの反対があることも・・。それに、体外受精の過程を経ることは母体に大きな負担がかかるということもあるのでしょう。

それをふまえた上でなお、着床前診断が国内でも実施されることを切望している私です。自然妊娠できてもつわりの辛い時期だけ経験し、出産の喜びを味わうことなく分娩台に乗って流産の処置をするだけの我が身に、時々嫌気が差してしまいます。

「100回妊娠してもうまい組み合わせの受精卵に巡り合うことがないかもしれません」と医師に言われました。一方で「受精卵診断を用いれば身体を不用意に痛めることなく生児を授かる可能性もでてくる」とお話してくださった医師もいます。

いつか授かる命であれば、その命と向き合う時間をたくさんもちたい。身勝手な考えかもしれませんが、いつか我が子を抱ける、抱きたいと思うから女性は辛い治療も頑張れるのではないでしょうか。その治療の期間が1年でも短かったら子どもと過ごす時間に費やせるのに・・・。

米国ではすでにこの方法で300人近くの子どもが産まれていると目にしたことがあります。前回のぽちさんの投稿で「着床前診断付きの・・・」と書かれていたのを見て、こんなに自然な形でこの診断が行われているんだなぁと改めて驚きました。

長々と私的なお話でごめんなさい。
ぽちさんの「オレンジで練習」のお話を目にして血の気がスーっと引く感じがしました。日本では考えられないですもんね。でも、ぽちさんの前向きな姿勢に頭が下がりました。必ずぽちさんの元へ元気な赤ちゃんが授かりますように!お祈りしています。
 





   >>> 米国の治療 すなこ   -- 2003/06/21..
 
ぽちさん、米国で治療されるとお聞きしました。私も米国に住んでいて顕微授精を経験したものです。日本でも治療経験があるので、米国と日本の治療の差をいろいろな点で感じました。

まず費用。文句なしに米国は高い!特に薬代。保険が効くのと効かないのでは、薬代だけで一回の治療につき20万円から30万円ほど違ってきます。どなたかも指摘されていたとおりGonal-Fは特に高価でした。治療代も高いですよね。ただ、米国で信頼できる先生を捜してきちんとしたシステムを持つ病院に行けば、普通は医師ではなく出納担当者が事前にいくら費用がかかるかきちんと説明してくれるはずですので、臆せず聞いてみてください。薬のことも、いつ、どこで、どんな種類の薬をいくつ買えばいいのか指示してくれますので、そちらに薬の予算も事前に問い合わせができます。・・・日本は基本の費用は安く設定されているけれども、有名病院の顕微授精あたりになると、結局米国とほとんど変わらなくなるかな、と私は感じているのですが。

日本で所定の手続きを踏んで(所定の書類には医師の記入事項とサインの欄があるはず)医療費として計上されれば、税金還付される可能性があると聞きましたので、その準備もすすめられたらいかがでしょう。レシートやできれば明細書のコピーを会計の際必ずもらってとっておくことをお勧めします。ごめんなさい、サイト名を忘れましたが、どなたかの不妊治療の体験記の中で細かくこの手続きについての説明をなされたものを見たことがあります(「杯盤胞移植」のキーワードからたどりついたと思います)。

良いシステムを持つ不妊治療の米国の病院には、他に手続きをスムーズに進めるための「コーディネーター」がいます。何か疑問があればその人に説明を求めれば答えてくれるます。私、witnessの意味は分かりましたが、誰に該当するのか分からなくて尋ねた覚えがあります。英語が母国語でない上に、最先端の医療技術の説明を英語で理解しなくてはならないのですからたいへんでしょう。が、アメリカ人の患者だっていろいろな疑問をぶつけているはずですから恥ずかしがらずに!治療が一旦始まって医療に関する質問があれば、医師とアシスタントの看護婦が何でも答えます。看護婦も日本よりは権限を多く与えられており、細かい知識もあります。この治療はさまざまな担当者がチームになって行うものだと考えられており、日本のようにお医者さまをただ信頼して、質問もしにくい状態というのは、私の経験した中では全くなかったです。そういう信頼できる医師にめぐりあうために時間は費やしました。英語力を補うために、必ずノートを持っていって記録する、パートナーが通院につきあってやりとりを助ける、またコンサルテーション(治療見通しについて医師と事前に話し合うミーティング)に英語の分かる知り合い、友人がいればついてきてもらう等お勧めします。米国だったら断られません。治療に出てくる基本的な用語の日英訳をメモしておくのもいいかもしれません。私は医師から治療について説明した資料を事前にもらったので用語はおおよそ頭に入りました。

注射は私の場合は元医師であった友人と、旦那がしてくれましたが、やり方を看護婦さんから習えば誰でもできると思います。慣れるまでストレスですよね。自己注射のよい点は、病院に行って待つ時間が省けること。病院にもよるでしょうが、高い治療代の分、私の病院ではたくさんの患者さんが押しかけているにもかかわらず、予約制でほとんど待ち時間がなく、それは日本に比べればずっとよかったです。スタッフも心理面にとても気をつかい、プライバシーも重視されていて、治療自体の苦しさ以外に嫌な思いをしたことがありませんでした。ただ、システムが日本より複雑なのと、事務仕事にミスが多い国なので(特に会計)、それは患者がしっかりチェックして、主導権を握っておいた方がいいのではと思います。成功を祈ります!
 





   >>> 着床前診断が・・・ みっぴー   -- 2003/06/20..
 
着床前診断が出てくれば、羊水検査の結果として20週を越える周期で中絶をしなくていいわけだからホッとしまね。
卵子が着床する前だから。母体への負担がない分。

羊水検査って女性の人権をすごく無視していると思いませんか?
今の段階の医学で仕方がないとしてもですよ。
母体をただの入れ物としてしか見ていない。
私たちの体は、胎児の「孵化機」じゃないですよね。

着床前診断も出生前診断(羊水検査や血清マーカー)も結局「命のふるいわけ」ですが、(その是非は議論されなければなりませんが)とりあえず着床前診断のほうが全然母体への影響もなく、心への傷も残らずいいと思います。

ぼちさんは海外の事情にもお詳しそうだしこれからも調べていかれるとのこと。
私は英語はすごく不得手なんですが、お勧め海外サイトがあったら教えていただけませんか?
お願いします。