妊娠・出産・育児

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42歳自然かKLCかアドバイスください まーちゃん  -- 2006/01/13 ..
あけましておめでとう。いつも拝読して参考にしています。42歳です。子供をつくろうと思うようになったのが遅く、41歳のときから基礎体温とかつけだして、41歳のときに排卵日をねらって2度成功し、2度とも9Wと7Wで心拍確認後の流産となってしまいました。その後、不育症専門のところでひととおりすべて可能な項目は検査し問題なし。2度の妊娠でお世話になった産科医いわく、1)IVFの技術でよい卵を戻すことで妊娠はもちろん流産の可能性も減るのではないか、2)複数採卵した場合の凍結ができて時間のロスがないという2点をIVFの利点としてIVFもすすめられました。IVFの書物や皆さんの相談内容をよみ、KLCの初診相談もしてみました。技術力や断言力、判断力のある先生には感動しましたが、ふとじっくり考えてしまうと、本当にIVFがいいのかどうか、自分自身がまだ悩んでいます。KLCいわく、主席卵胞でなく2番目3番目の卵と受精してしまって質があまりよくないから流産したといわれました。
質問1)KLCではグレードが3,4でも戻しているでしょう?少し先生のいった話と矛盾しているなと感じてます。
質問2)KLCでは妊娠するところまでをケアし、そのあと流産するしないという点との因果関係は対象外なのでしょうか。なんかそのような感じが受け止められます。どう思いますか
質問3)上記の質問1,2を考えてしまうと私にとってIVFの利点は、凍結卵がとれるかもしれないという1点になるように思えますが、どうでしょうか。今のところ、不妊ではなく自然排卵もあり、実際に心拍確認まで2度の妊娠にこぎつけたのですが。
質問4)KLCですすめられたのは、セキソビットをのんで、採卵し、杯盤胞へ。複数あればひとつは凍結へ。といわれました。治療を受けることで、逆にホルモンのバランスが崩れたり、逆効果が現れるのが不安ですが。。。
よろしくお願いします。


ありがとう   まーちゃん
あまり特種なことではありません。   hinahina
hinahinaさんありがとう&ひとつ質問   まーちゃん
断言力   hinahina




 

   >>> ありがとう まーちゃん   -- 2006/01/13..
 
hinahinaさん。早々にご返答いただきうれしかったです。不妊治療は受けたことがなかったので、(というか先日一度だけ初診にいっただけで)診察内容などはわからず。
もう少し情報も集めて検討します。ありがとうございました。
 





   >>> あまり特種なことではありません。 hinahina   -- 2006/01/12..
 
まーちゃん さんは不妊治療をうけたことが、これまであまりなかったのですね。いわゆる不妊治療を長年継続してきた場合にくらべれば、現時点での見込みは悪くないと思います。

>病院の産婦人科でもやってもらえますか。
卵巣のエコー検査ですが、きわめてベーシックな検査で、IVFをやるにしても、排卵を誘発したり、生理の周期を整える治療をするにしても、最初は間違いなくやると思います。ですから、不妊治療を行っている病院であれば、普通はやってくれると思います。基礎体温表を持って、これまでの経緯を医師に説明し、子供が欲しいのでタイミング法を試みたいと言えば、たいてい理解してもらえると思います。

>「患者の要望やスケジュールに左右されるのではなく、その患者を思う医者の方針とペースで方法とかを決断する」といわれてしまったので。。。

本当ですか? ドクハラすれすれのような気がします。年齢的なことを考えれば、IVFはありうる選択肢ですし、IVFを行うと決断してもいきなり明日から開始できるものではありませんので、いつの時点で決断するかは重要になるかもしれませんが、それにしても酷い話ですね。
 





   >>> hinahinaさんありがとう&ひとつ質問 まーちゃん   -- 2006/01/11..
 
とても参考になりました。ありがとう。その日のフォームによって少し情緒不安定ぎみの私にとって、とても冷静でわかりやすく、あせる私を少し引き戻してくれるご意見で感謝しています。体とメンタル面のトレーニングを自分なりにして、母体安定をまず図っているところです。(まだ流産の落ち込みがあまりにも重くのしかかっているため。。)
hinahinaさんのおっしゃる「卵胞の状態をエコーで検査をして、卵胞の成長を調べた上で、そこで問題がないのであれば、排卵周期に合わせたエコー検査でより確実なタイミングをつかんだ上で」ですが、(無知ですみません)、どこでやっていただけるんですか。病院の産婦人科でもやってもらえますか。それとも不妊専門医のところでしょうか。KLCで初診のときの3度目の問診で、先生にエコーで卵胞をチェックしてタイミングですることについて聞いてみたのですが、「患者の要望やスケジュールに左右されるのではなく、その患者を思う医者の方針とペースで方法とかを決断する」といわれてしまったので。。。
 





   >>> 断言力 hinahina   -- 2006/01/10..
 
「イワシの頭も信心から」という言葉があります。生命のなんとも不思議な現象ですが、信じることが時として、素晴らしい効力を発揮することがあります。かといって、それに過剰に依存したり、法外なお金を支払ったり、霊感商法や自らの健康を度外視したことをしてもろくなことはありません。これは、白ずくめの集団やラ○フ○ペースなど怪しい宗教団体の例をみるまでもありません。ですから、このような場所ではよほどのことがないかぎり全肯定も全否定もよいものではないように思います。

その上で考えますと、別件で書いたように、これからトライできる回数をどう考えるかだと思います。薬剤を使った排卵促進をせずにタイミングで1年間に2度妊娠できた(結果は残念でしたが)となると、年齢的な問題を差し引いて考えれば、卵胞の状態をエコーで検査をして、卵胞の成長を調べた上で、そこで問題がないのであれば、排卵周期に合わせたエコー検査でより確実なタイミングをつかんだ上での、タイミングでいけそうな気もします。これに、弱めの排卵誘発をする方法もあるでしょう。年齢的なリミットがありますので、この方法を中長期継続するには、不安はあると思いますが、IVFについて決心がつかないのであれば、あと何回はタイミングを十分なモニタリングの上で行うのも良いかもしれません。逆に、排卵が順調なら少なくないケースで、薬剤による誘発によく反応するようですから、誘発して卵を十分な数回収したうえで少数回でのIVFによる成功も期待できるわけです。

最後は運ですから、納得の行く治療をされることがよいと思います。KLCですが、ずば抜けて圧倒的に成績の良いクリニックというわけではありません。ただし、個人個人の体の状態は千差万別ですので、「転院したらすんなり子供に恵まれた」という話も珍しくはないわけですし、「KLC」で子供に恵まれた方も実態に沢山いますので、相性や巡り合わせのようなものがあるように思います。もちろんKLCが成績が悪いということもないようです。加えて、多少なりと”規模の原理”はあるように思います。人が生まれることは、まだ神秘の世界です。多少なりとその扉の奥を覗いたり、つついたりすることは出来るようになっていますが、最後は巡り合わせだと思います。あまり断言調で語られても、どうもひいてしまいますね。

不妊治療に用いられる各種薬剤ですが、(体質などによる薬剤に対する急性の副作用や一過性の症状を除外すれば)多くの場合には中長期にわたる継続的な使用により顕著な副作用が表れることが多いように思います。少数回で成功した場合には、他の心配される体質的な要因がなければ、決してリスクの高いものではないように思います。継続する場合には、十分な経過観察が必要だと思いますが、これは担当医とよく相談しながら進めていくしかないでしょう。不妊治療では、子供に恵まれた人は、「卒業」していき、子供に恵まれなかった場合には長期的な治療になっていきますので、どうしても副作用が実際より多いようにも見えてしまいます。