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胚盤胞移殖を試したいのですが、反対されます マグパイ  -- 2006/04/18 ..
みなさん、こんにちは。

現在、流産(10月。自然妊娠でした)の後で、治療お休み中です。数ヶ月後に凍結卵を使って体外受精に再度挑戦しようと思っているのですが、病院側との治療方針の違いで、悩んでいます。

これまでに体外受精を2度行っていますが、どちらも失敗に終わりました。その際にも、胚盤胞のことを質問したり、それで行いたいと要望したのですが「母親の子宮の中の方が試験管などの中より卵にとっては良いに決まっている。胚盤胞になるまで待たずになるべく早く子宮に移殖するほうが良いと考える。また、凍結卵を使用した場合は、胚盤胞にならない確率のほうが高い」と医師から言われ、通常の移殖を行いました。

今回、3回目で、しかも最後に残った2個になります。凍結前の状態は「良い」と言われました。

現在海外で治療しており、こちらでは毎日の注射は自分で行わなければなりません。毎日の投薬と合わせて、それがかなりストレスなので、胚盤胞にならずに体外受精にまで至らないとなると、精神的ダメージもかなりあると思います。それに加えて、胚盤胞移殖をせずに通常移殖をして失敗した場合と、胚盤胞で失敗した場合の精神的ダメージと比べるとどうなのだろう、と悩んでしまうのです。

みなさんのご意見を聞かせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


私が受けた説明です。   Mimi
ありがとうございました。   マグパイ
考え方   hinahina




 

   >>> 私が受けた説明です。 Mimi   -- 2006/04/18..
 
マグパイさん、私はその治療の段階までいたる前に採卵ができずキャンセルになってしまったのですが、ICSIを試す前にドクターに受けた説明でその件について質問しました。
日本では、胚盤胞移植を結構やっているような印象を受けるのですが、英国の先生は、HINAHINAさんと全く同じ説明をしてくれました。ただし、私の担当医は、新しく体外受精によって受精卵ができた場合でも、40代+になると胚盤胞まで育てることにあまりメリットはないのでやらないとの考え方でした。

毎日の注射は、海外での治療で本当にストレスですよね。同じ治療をしている身として心中お察しします。でも、もうすぐ移植できるのですから、ポジティブに考えてがんばってください。成功をお祈りしています。

 





   >>> ありがとうございました。 マグパイ   -- 2006/04/06..
 
hinahinaさん、大変わかりやすいご意見・ご説明をありがとうございます。

胚(そうです、受精卵です。お恥ずかしい)は、冷凍保存前は2分割だったと記憶しております。医師の説明では、<胚盤胞移植  VS それ以前に移植>には言及されませんでした。それよりも、培養を続けることで移植できなくなる可能性が非常に高くなる、と繰り返し言われたことが強く印象に残っています。

>ただし、明らかな利益が担保できない場合に、過剰な処理を積極的に
>行うべきではないという考え方もあることは理解しておいたほうがよいかも
>しれません。

とても納得できました。患者側からすると、「もしかしたら有効かも」というくらいの処置でもしてもらいたい、と思うようです。私のことですが。暴走してしまって、医師に不満をもちながら臨むところでした。着床は人智ではどうにもならない、とわかってはいるものの、やはり気持ちが揺れ動いてしまうのです。でも、心を決めました。あと数ヶ月。心身ともにストレスをためないようにしてその日を迎えたいと思います。

本当にありがとうございました。
 





   >>> 考え方 hinahina   -- 2006/04/06..
 
今現在凍結してある卵・・・本当の意味では、受精卵ですね。(つまり胚)ですね。

マグパイさんの胚が、今どの状態で凍結されているのかわかりませんが・・・一般的な考え方として、凍結した胚は、解凍したら速やかに子宮に移植するのが一般的です。ですので、貴方のドクターの言うことには一理あります。

結論から申しまして、これから新しく体外受精によって受精卵を作る場合には、胚盤胞まで育てるかどうか?について、検討の余地があると思いますが、すでに凍結してある胚でしたら、それを解凍した後、培養にかけるというのは、妊娠出産まで至る確率を上げる効果は、あまり期待できないように思います。逆に培養作業によって胚がダメになる危険性を無視しえないように思います。

ちなみに、<胚盤胞移植  VS それ以前に移植>の出産率についてですが、実はあまり差がありません。ですので胚盤胞移植のほうが圧倒的に優れているということはありません。じゃなんで胚盤胞まで育てるのか? と言いますと、総数からすれば多くはないと考えられていますが、中には胚盤胞まで育てると、結果が良くなる人がいるからです。だから、全体として結果にあまり差が無いのなら、有効かどうかはわからないけど、害もなさそうなので胚盤胞まで育ててしまえ!という考え方が、一分の病院であるようです。結果について明らかな患者側の不利があるわけではありませんから、良い事か悪いことかの評価は避けます。

ただし、明らかな利益が担保できない場合に、過剰な処理を積極的に行うべきではないという考え方もあることは理解しておいたほうがよいかもしれません。