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不妊治療は「どこまで?」 ミニラ  -- 2004/08/16 ..
アメリカNY在住40代です。アメリカではかなり有名な、不妊治療に特化した病院に通い、人工授精を4回試みて、まだ妊娠に至っていません。そして、日本ではまだ始められていない治療も開始しました。

アメリカでは、不妊治療にかかるお金が高いと良く聞きますが、私の場合は今のところ、保険の範囲内で治療が行われています。

こちらの医師は、人工授精5〜6回行い、成果が出なかった場合、体外受精を3度まで。それでもダメだった場合、まず妊娠は無理なので治療をやめ、次なる方向へ考えをめぐらせるよう勧めます。治療費の関係もありますが、医師の言われることは数値的にも立証されております。世界的なデータを見ましたので間違いないようです。日本では、本人が希望すればいくらでも、というように満足できるまで、体外受精5回目、なんて珍しくありません。

治療途中でふと考えました。ブルーになっているわけじゃありませんので誤解しないでくださいね。

ビジネスライクに考え、冷たいように感じながらも、合理的であり整合性のあるアメリカの医師の話を参考にするべきか、メンタル面を優先させ、本人の希望によっては、成功率の少ない治療とわかっていても、高いお金を患者に払わせる日本の医師の話を参考にすべきなのか・・・。あきらめられない私は、それでも治療する日本の医師に頼りたい気もします。難しいですね。


NYです   テルテル坊主
私の体験談   ゆい
自分とパートナー次第   Meow
私の場合   未久
お返事ありがとう   ミニラ
私もNY在住です   ミリー
神のみぞ知る   名前も知らない木




 

   >>> NYです テルテル坊主   -- 2004/08/16..
 
私もNYに住む38歳、先日2度目IVFに挑戦しましたが、8ヶ月前の1度目の時は採卵6個中、ICSIで5個受精したのに、今回は採卵8個中、ICSIでさえ1つしか受精卵が出来ませんでした。8ヶ月の間に卵の老化が加速したのかどうかは定かではありませんが、不妊治療は1日でも早い方が良い、という事を実感しました。でも、いつが自分にとって治療のRetireの時期か、それは自分にしか分からないと思います。治療を続けているうちに、「もう限界かな?」って自然に思えるときがくるんじゃないかな。金銭的な問題もアメリカでは人によってかなり深刻ですが(私の場合も一回のIVFサイクルで薬代もいれて1万ドル以上かかってます)、それまでは悔いのないよう、頑張ってください。
 





   >>> 私の体験談 ゆい   -- 2004/07/28..
 
はじめまして、ゆいです。
私は、たった一度の体外受精で胚移植さえもできず、アメリカの医師にさじを投げられ、他のオプション(卵子提供、日本でのIVFなど)もあわせて夫と二人で考え抜いた末、方向転換して、現在養子縁組の書類集めに大忙しの、アメリカ在住43歳です。

自分が辞めたからといって、ミニラさんに治療を断念するように勧めるつもりはぜんぜんありません。ただ参考までにお伝えしたいのは、アメリカの医者がよく言う、統計に基づいた。。。というのには落とし穴があるということです。殆どのクリニックにとって、成功率をあげ、評判を上げることが彼らのBest Interestだということを念頭に置いた方がいいというのが私の経験上の感想なんです。

「人工授精を5〜6回行い成果が出なかった場合、体外受精を3度まで、それ以上やっても妊娠する確率は極めて低い。不妊治療による経済的負担をはかりにかけると、これ以上は勧めない。」というのは彼らの常套句です。確かにそれは嘘ではないでしょう。でも、何回も失敗を繰り返されると成功率が下がるから困るというのも彼らの本音なのです。実際私たちがクリニックを選ぶ際、成功率のいい所を望みますよね。また、『成功率』の計算のしかたにもトリックがあります。長くなるのでここでは割愛しますが。

私が行ったクリニックでは44歳以上は成功率が低いからIVFはしないと聞いた時、私は“How can you increase or decrease the success rate unless you try?"(やらなきゃ成功率はあがりもさがりもしないでしょう?)と理屈の矛盾点を指摘しました。それには医者も二の句が継げないといった様子でしたが、向こうのポリシーは変えられません。

ただし、アメリカでも良心的な医者は探せば見つかります。大きな大学病院ではなく、口コミで評判の良い個人経営の医者の場合に多いのかもしれません。私も、体外受精が失敗に終わったあと、そんなお医者さんに出会いました。そこは、私の住む地域でIVFに失敗した人たちのいわば駆け込み寺のようになっている所です(東海岸だったら是非紹介したいところですが、残念ながらかなり遠いです)。彼は「FSHの値も高くないのに胚移植さえ至らなかった、さぞ無念だったろうね。」と言われ、それがどれだけ心に響いたことか。。。彼が言われたことでなるほどと思ったのは、「医者はマジシャンじゃないんだから、だれそれだからといって成功率が高いわけではない。技術自体にそれほど大差があるわけでもない。個々人にあったプロトコールを選べることが医者としての技量。」という言葉です。そして「43歳という年齢、可能性は低いよ。残念だが成功すると自信をもって言ってあげられない。それを承知の上でもう一度トライしたいのなら、やってみましょう!」と言われました。彼の言葉に一瞬気持ちが揺れましたが、私の場合、結局体外受精はもうしないことに決めました。

ごちゃごちゃと書きましたが、ミニラさんが納得して任せられるお医者さんを探し出すこと、これってすごく大切なことだと思います。ご多幸をお祈りします。
 





   >>> 自分とパートナー次第 Meow   -- 2004/07/27..
 
はじめまして。私は年齢が41歳ということで、最近ですが、いきなりIVFをして失敗しました。日本やアメリカのメッセージボードを拝見していると、5回目や10回目、それ以上でやっと妊娠したという例をよく見ます。あのブルック シールズさんも7回目のIVFで妊娠し女の子を出産したそうです。彼女の場合金銭的な問題は無いでしょうから私たちとは少し立場が違うと思いますが、わたしの言いたいのは、もし彼女が医者の言うことを聞いて3回でやめていたら、一生子供が出来なかったことになりますよね。

私たち夫婦は私が44歳になるまで、お金の続く限り出来ればチャレンジしようと思っています。希望としては2−3回目で妊娠したいですが。。。私の周りでもやはり、3回目に妊娠、出産の方多いです。

アメリカでの治療が120万程掛かりましたが、日本ではその約1/2から 1/3でIVFできることがわかったので、次回から日本で挑戦するつもりです。こちらでパートタイムの仕事をしてるので、その点は融通が利くかもしれません。主人がちょっと大変だと思うけど。

ミニラさんもご主人とよく話し合って、一生後悔しないような治療をしてくださいね。幸運をお祈りしています。
 





   >>> 私の場合 未久   -- 2004/07/26..
 
ミニラさん
初めまして。
私も最初はサンフランシスコで高齢不妊治療の権威の
ドクターに診断を受けたのですが、44歳の年齢も有り
即座にドナーエッグでの体外受精を勧められました。
それにやはり保険が利かずに1回の体外受精が120万位
だったのもあり断念。
諦め切れずに東京でKLCに頼ったところ、ここの名物院長は
現在のアメリカの方法論と技術を真っ向から否定し、
自身の方針を勧めました。
そして結果は4回目の体外受精で44歳で妊娠、45歳で
出産しました。
たまたまかもしれませんが、私は幸運にも結果が出ましたので
日本の、というよりKLCの方針を支持せざるえません。

また以前にも報告し、別の方も調べていらっしゃるみたいですが
アメリカの不妊治療の名医エドワード博士がKLCと提携して
ニューヨークに系列クリニックを年内に開院するとの事です。
宜しかったらこちらも調べて見て下さい。

まもなく46歳の新米ママより!
 





   >>> お返事ありがとう ミニラ   -- 2004/07/26..
 
名前も知らない木さん
私もあなたと同じ36歳で治療を開始していればよかった。36歳ならまだ高齢の入り口ですものね。今となって悔やみます。

ミリーさん
仕事をもっていますので、帰国して治療をするつもりはありません。費用については日本のほうが安いと聞いていますが、今のところは保険でカバーされていますのでわずかな負担で済んでいるため、NYでの方が安いと思います。

私が自分自身に問い、誰かに聞いてみたいと思ったのは、
「ビジネスライクに考え、冷たいように感じながらも、合理的であり整合性のあるアメリカの医師の話を参考にするべきか、メンタル面を優先させ、本人の希望によっては、成功率の少ない治療とわかっていても、高いお金を患者に払わせる日本の医師の話を参考にすべきなのか・・・。」ということです。成功率がわずか数パーセントであっても自信満々に高額な治療費をとる日本の医師がちょっと理解できなくて・・・それでもすがりたくなる自分の気持ちにギャップを感じました。
 





   >>> 私もNY在住です ミリー   -- 2004/07/26..
 
現在43歳、NYC在住のミリーと申します。
私もニューヨークでは有名といわれていた病院に40歳のときに初めてかよい2回の人工授精を経た後、最初の体外受精で妊娠し41歳のときに女の子を出産いたしました。私の病院では40歳を過ぎていた場合2回の人工授精で妊娠に至らない場合は時間の無駄との考え方で、すぐに次のステップに移ることが多かったようです。私も保険でかなりの部分はカバーされておりましたが、注射液などの薬は自腹を切っていましたので費用の面からも効率の良い方法をとらざるを得ないと言う見解にいたりました。日本はアメリカより費用は安いと聞いておりますが、そうでもないのですか?もし、保険でカバーされるのであればニューヨークのクリニックで自宅から通えるほうが良いのではと思いますがいかがでしょうか?
 





   >>> 神のみぞ知る 名前も知らない木   -- 2004/07/26..
 
こんにちは。4日前に40歳になった者です。

難しい問題ですね。
私たちは男性不妊で、33歳から治療開始。11回AIHをしましたが、かすりもしませんでした。

34歳から普通の体外受精と顕微受精をあわせて5回しましたが、沈没。
しばらく治療をお休みしていましたが、6回目に大学病院で、新しい治療法(顕微受精で杯盤胞)をやってみないかと言われ、今度が最後と決めて、いどんで、みごと(?)双子を妊娠。このとき36歳。

合理的に考えるなら、3回でやめておくのが賢明な選択であるように感じますが、そこでやめていれば、二人の息子にはあえませんでした。

データでクールに判断できればいいですが、子供が欲しいという欲望は本能的で、閉経の時間がせまればせまるほど強くなってきます。

おばあちゃんとよばれる年が近くなってきてもやはり、もっと生んでおけばよかったと思うことも、多くなるでしょう。

正直な気持ちでは、いい40歳の誕生日を迎えられたとほっとしています。

子供が欲しいことに理由はいりません。気の済む様にできるとこまでやってみて、最後に養子の選択も視野にいれられたらどうでしょう。

20代で子供を欲しいなんてことは思ったことはなかった私がこんなに変わるんです。やはり子供はかわいいです。やれるだけやってください。