妊娠・出産・育児

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命の重さ 一人の母  -- 2003/01/23 ..
私は5年前に4歳の息子を小児癌で亡くしました。
小さな身体で精一杯病気と戦う息子を見て、代われるものなら代わってやりたい、と何度思ったことかわかりません。
でも、息子と一緒に死のうと思ったことは一度もありません。なぜなら、息子があの小さな身体が精一杯「生きよう」と頑張っていたからです。
「殺す」という表現を使われた方の投稿で、色々な意見が交わされていますが、「命」と真正面から向かい合った人間にとって、堕胎はやはり「殺す」ことだと私は思います。
息子と同じ病棟で何人ものダウン症のお子さんをみかけましたが、皆愛らしく、決して親の意思で抹殺されるべき存在ではないと思います。
お腹の中で育っているはまさしく命です。先日、このサイトで羊水検査の結果で悩んでおられる方がいらっしゃいましたが、「一緒に死ねても〜」なんて、決しておっしゃらないでいただきたい。
けっきょくお腹の「命」よりご自分の今の生活を選ばれただけではないのでしょうか。
できるなら、貴方が消し去ろうとしている命を、生きたい!と病気と戦っている子供達に譲っていただきたい。

羊水検査を受け、堕胎される方にとっては、ダウン症やその他の障害をもっている赤ちゃんは「不必要な命」なのですか?
羊水検査を受ける前にもっと「命」ついて考えていただきたい。
高齢出産はリスクが伴うとご存知で妊娠されるなら、そのリスクも受け入れる覚悟でいていただきたい。
一人の母親として強く願わずにはいられません。


悩みました。   さくぴー




 

   >>> 悩みました。 さくぴー   -- 2003/01/23..
 
こんにちは。

私も、一昨年の夏、3歳の次女を免疫異常の病気で失いました。
世界的に見ても稀な病気であったらしく、骨髄移植、臍帯血移植
その際の、とてつもない量の抗がん剤で苦しみましたが、立派に最期まで頑張ったと思います!(親ばかですが・・・)恥ずかしいのですが、泣きながら書き込みをしています。

思いがけず、昨秋、また、女の子を授かりました。どんな子であろうと、産もう!と思いました。私も、子供が3年程、大学病院に居りましたので、闘病生活を一生懸命乗り切っている、沢山の子を見てきました。又、闘病半ばで逝ってしまった、沢山の子を知っています。命の大切さは、私なりではありますが、理解しているつもりです。

ですが、羊水検査を悩んだ末に受けました。どんな子でも生もうと決心したのですが・・・。
ダウン症の場合、少ないパーセンテージではありますが、白血病になる可能性があることを知ったからです。

白血病は、重症の場合、骨髄移植で助かるしか、道がありません。
今度生まれる子が、もし、そんなことになったら・・・と思ったら普通の精神状態では、いられませんでした。子供の死期が迫ったとき、薄暗い、無菌室で子供の冷たい足をさすりながら、声を殺して泣きました。あのような場面には、二度と遭遇したくないと、思ってしまったのです。勇気のない母親で情けないのですが。又、骨髄移植も、家族で白血球の型が合わなければ、他の人の善意にすがる他ないのです。

私の場合、たまたま、羊水検査の結果がよく、生まれた子供も、今のところは元気です。でも、その一方で、生まれながらの病気や障害で苦しんでいる赤ちゃんが、沢山いることを、忘れないで生きていこうと思っています。少し前まで、我が家の亡くなった子供も、その中の一人でしたから。今度生まれてきた子供は、たまたま、健康であっただけなのですから。

まとまりのない文章で、すみません。このような母親がいることを、知って戴きたくて、書き込みをしてしまいました。