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夏バテ対策は、食事で工夫!
関西以南は暑い夏が戻りましたが、関東以北は冷夏続きのこの夏。東京では最後の週になって暑い夏がほんの少し顔をのぞかせましたが、それでも不順な気候に体調を崩している人は多いようです。

マタニティ・クラスの方々からも、夏のあいだ「なんだか体調がすぐれない」「食欲がない」「むくんだ」というメールが次々届きました。こうしたメールが重なると、これはもう気候のせいかな?と思います。そんな人は、ほとんど冷えています。日本の夏は暑くても、そうでなくても、施設や交通機関の中は冷房でヒエヒエ。これは体調崩しの大きな原因です。

それでも、ご本人たちは自分だけが体調を崩していると思いこんでいますし、医師に相談しても多くの場合は薬を処方してくれるだけで、気候や冷えについての言及はありません。

ある妊婦さんのお話。「具合が悪くて食事が作れないので、夫に夕飯を買ってきてもらいました」。夫は25才。とてもやさしい彼は、具合の悪い妻のためにいろいろ悩んだあげく、のり巻きと太巻き、そしてプリンを買ってきてくれました。チャンチャン。

この話を聞いて「あららららー」と思うのは、古いタイプの人間でしょうか。のり巻きは確かにヘルシー。ご飯はからだにやさしい。しかし、です。人間も動物も、からだの具合が悪くなったときには、薬よりまず、食事を変えることによって体調を整えようとしてきました。子どものころ風邪をひいたら、お母さんがお粥をつくってくれませんでしたか?
と、私がこの話をマタニティ・クラスの人たちの前で話したら、10人に1〜2人、「つくってもらったこと、なーい」との答え。「あらら・・・」。ある20代の女性は、「風邪をひくとお母さんはリポビタンディとプリンを買ってきてくれた。食欲がなければ、食事はそれだけ。お粥はなし。あとは薬を飲んで治す」だったそうです。

風邪をひいたとき、おなかの調子が悪くなったとき、妊娠中のいろいろな症状を感じたとき、まず食事を見直してみましょう。中国で言う「医食同源」です。これは中国に限らず、人間の智恵。食欲のないときには、消化のいいもの(日本人はお粥と梅干しが一番!)を少し食べ、様子をみます。

お粥だけではものたりない人は、肉など油ぎったものではなくて、野菜の煮物など、火を通して味付けの薄い野菜や海草類を。それで、からだがどのように変化していくのか、自分で確かめてみましょう。食事を変え生活を見直すことは、薬を飲んで食事や生活を変化させずに治すこと以上の効果があるはずです。

マタニティ・クラス 『Tea for You』
第11回 2003.9掲載


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監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長





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