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お産のイメージを変えよう
1月末からマタニティ・クラス、冬クラスがはじまりました。今回は、13組の参加者。毎回、いろいろな人が来てくださるので、とても楽しみです。

クラスの初回は、参加者の自己紹介と、今知りたいことについて。クラスの中で5人の方が、まだ出産する場所を決めていませんでした。そんな話から、どんな規準でお産の施設を選んだらいいか、という話題になりました。


出産を準備するにあたって、まず悩むのが出産場所です。出産場所は、NICU(新生児集中治療室)を備えた基幹病院から、総合病院、専門病院、産婦人科クリニック、助産院、自宅などいろいろあります。それぞれに特徴があり、自分に合わせた施設や場所を選びたいもの。

「出産は自然なものだから、どこで産んでも同じ」と言う人がいますが、ほんとうにそうでしょうか。まわりの人にお産の体験談や感想を聞いたことがありますか。そのうち何人の人が、とても気に入った産院で出産し、とても満足した出産をしたと答えるでしょう。

もちろん、ひとそれぞれなのでなんとも言えませんが、「お産はもう二度とイヤ」とか「あまり楽しい体験ではなかった」という人はけっこういます。お産を半分手術のような医療的な行為だとイメージしていると「そんなものだろう」くらいに思ってしまう人もいるかもしれません。

妊娠する前からお産のイメージって、あまりいいものではなかったのでは?。「痛い」「苦しい」「血みどろ」など、そうしたマイナスのイメージをもっている人はたくさんいます。でも、「楽しい」「セックスと同じように快楽」「悦び」と答える人もいるのです。そこにどんな違いがあるのでしょうか。

お産は性的な営みです。でも、それが医療の中でシステム化されてから、お産の中の性的な部分は、一掃されてしまいました。手術室のような場所では、人はなかなか性的にはなれません。でも、出産の場所の環境が整い、産婦が大事に見守られているあたたかい雰囲気があれば、お産は性的なものに戻っていくのです。

血みどろというイメージも、実は会陰切開の傷口から出る血液で赤ちゃんに血がついていることが多いもの。全部ではありませんが、自然なお産の場では、すべてのお産が血みどろ、というわけではありません。血みどろであれば、夫だって見たくないと思うでしょうけれど、血がほとんどついていないやさしいお産は存在します。

お産の環境が、母親にも父親にも、生まれてくる子どもにも影響を及ぼすということが、だんだん医学的にも認識されてきました。最近では、分娩室をLDR にしてくるろげる雰囲気をつくっている病院も出てきています。
 ぜひ、自分たちに合った施設をみつけてください。

babycom「自分らしいお産の選び方」

マタニティ・クラス『Tea for You』 
第4回 2003.2掲載


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監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長





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