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babycomマタニティ・カレンダー6月 アドバイザー
 きくちさかえ(マタニティ・コーディネーター)


妊娠 8ヶ月(28〜31週)

このころ、逆子になる赤ちゃんはたくさんいます。
妊娠30週くらいまでは、赤ちゃんは羊水の中で、あっちに行ったり、こっちに行ったり、フワフワとしていますが、30週くらいになると、だんだんおなかの中がきゅうくつになってきて、その姿勢は固定してきます。その時期に逆子ということがわかると、医療者もハタと考えてしまうのです。

逆子は、生まれるときに、頭ではなく、お尻から生まれてきますから、一番最後に大切な頭を出さなくてはなりません。この場合、頭より先にへその緒が出てしまうので、産道にへその緒が挟まって、脳への血液循環が悪くなり、赤ちゃんは危険な状態になりやすくなります。自然なお産がしたいと望んでいても、逆子の場合だと帝王切開になることもありますし、助産院や自宅での出産を希望していても、そこで産めないということもあります。

30週を過ぎてなお逆子の場合には、逆子治しの体操などして治す努力をしてみましょう。水泳に通っている人は、水の中で逆立ちをすると効果のある場合があります。さらに、おなかに手を当てて、赤ちゃんに「このままでは、自然に産めないかもしれないから、できるだけ頭を下にしてみようね」と言いきかせるものいいでしょう。これは、けっこう効きます。
34週になっても治らない場合には、おなかの外側から赤ちゃんを回す『外回転術』という方法や、お灸によって治す方法があります。これはいずれも専門家に行って、行います。

妊娠・出産、母乳ワード101妊娠・出産・産後ワード101
安産と楽しいマタニティライフに役立つ101用語を解説しました。
監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長


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