妊娠中のお灸

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「妊娠中の健康」

4.妊娠中のお灸

お灸というと、なんだか古くさいイメージがあるかもしれませんが、健康維持には、けっこうキクんですね、これが。



女性のツボと言われる“三陰こう”は、妊婦にもグッドなポイントです。

三陰こう=脚の内側のくるぶしにの上に手の指(人先指、中指、薬指、小指)の4本をあてて、その小指の外側のポイントが三陰こう。脚の太い骨の下(ふくらはぎ側)の、探ってみて、ほかのところよりちょっと痛みを感じるところです。
そこを、指で押して刺激を与えるだけでも気持ちがいいものですが、お灸をするとさらに効果的。これは、妊娠5ケ月以降にするようにして下さい。流産の危険のある4ケ月までの方は、まだ早い。というより、さわらないように。

三陰こうは、子宮を刺激して、整えるツボです。冷え症の人、高齢妊婦、リスクがあって難産になるかもしれないと思われる人、太っている人、むくみのある人など、やさしく刺激をしてあげるといいでしょう。
お灸はモグサが一番と言われますが、もぐさは薬局で買うことができます。でも、もぐさはすごく熱くて、アトも残りやすい。それでも、米つぶのように小さいもぐさを一度に何回もすえると効果はてきめんだとか。

でも、はやり熱いのはにがてという方には、市販の千年灸でもいいと思います。毎日、一回か二回づつ、両方の脚の三陰こうにすえます。千年灸でも熱いと思ったら、無理してそこにズッとおいておく必要はありません。熱くなったら、ちょっと場所をずらして、少し時間をおいてから、三陰こうに戻します。それでも、千年灸の場合には、熱いのは20秒〜40秒くらいなもの。がまんしたほうが、偉いわけではないけれど、それなりに効果はあります。
でも、がまんするほど熱い場合には、アトが残る可能性も高い。アトは、数週間で消えますが、それでも気になる人は、そこそこにはずして下さい。

毎日、地道にやれば効果は出てきます。初めて試すのは、ちょっと、という方は、お灸を妊婦に施している、専門家の元で一回試して、やり方を聞いてからのほうが、安心かも。



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監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長



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