......その2
おっぱい・和食で粗食
○おっぱいと食事の関係
○入院中の差し入れにも注意
○おいしいおっぱい、まずいおっぱい
○マッサージを受けよう
○乳腺炎にはじゃがいもシップ
○おっぱいが足りているかどうかの心配
○舌小帯って何?
志村季世恵(バース・セラピスト)協力/癒しの森治療院(整体療術室)
Photo by きくちさかえ
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和食で粗食
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おっぱいのためにいい食事はなんといっても和食。しかも粗食がいいんです。昔から女性たちは驚くほど物のない時代でも、何人も子どもを産み、おっぱいで育ててきました。からだは栄養過多ではなくても、赤ちゃんを身ごもり、おっぱいを出す機能を備えているのです。
主食はなんと言ってもお米。朝昼晩、食べられれば一番です。日本人は稲の文化が遺伝子の中に組み込まれているのでしょう、パンや麺類よりもご飯のほうが、おいしいおっぱいをつくります。
おかずは野菜を中心にした煮物、味噌汁など。肉は脂肪の少ない赤みの部分を。魚は白身の魚や小魚がいいですね。青魚はおっぱいに生臭い匂いが出てしまいます。授乳が軌道にのるまでは、さんま、いわし、さばなどの青みの魚はさけたいもの。こうなごなどの小魚でカルシウムは十分にとれます。 粗食の和食は体重を増やさないためにも効果的。お産の2〜3ケ月前くらいからおっぱいをつくる準備として、肉を赤みに切り替えるとか、ご飯を3食食べるなど心がけてもいいでしょう。パンはおやつに食べる程度に。 もうひとつ授乳中に気をつけたいのは洋菓子類、生クリーム、チーズなど。ピザやシュークリームを食べると、乳質が脂っこくなり、おっぱいをしぼると中に油が出ているのがわかるほどです。赤ちゃんはよくわかっているので、いやがって飲んでくれないこともあります。そういうときには、母乳を絞って出してからおっぱいを飲ませてあげましょう。
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