......その2
おっぱいマッサージを受けよう
○おっぱいと食事の関係
○入院中の差し入れにも注意
○和食で粗食
○おいしいおっぱい、まずいおっぱい
○乳腺炎にはじゃがいもシップ
○おっぱいが足りているかどうかの心配
○舌小帯って何?
志村季世恵(バース・セラピスト)協力/癒しの森治療院(整体療術室)
Photo by きくちさかえ
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マッサージを受けよう
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乳線の太さは人によっていろいろで、ひとつの乳首でも太い乳腺と細い乳腺がまじっています。左右差もあります。乳腺は妊娠中に発達しているので、ワイヤー入りのきついブラはその妨げになってしまうことがあります。妊娠中もできるだけやわらかな乳帯のようなブラをつけたほうがいいでしょう。ノーブラでもいいくらいです。
産後はおっぱいマッサージを受けることをおすすめします。出産した産院に母乳外来などの相談窓口がない場合は、地域の助産婦さんに相談してみましょう。トラブルが起こった場合はもちろんですが、ふだんから母乳についての相談窓口をもっておくと、何かあった場合にマッサージが受けやすくなります。マッサージをする助産婦にとっても、はじめての方より何度か診てきた方のほうが、乳腺炎の対応もしやすいものです。
とはいえ、母乳哺育の指導にはいろいろな考え方があり、マッサージの方法もさまざまです。食事療法をすすめるところが多いのですが、あまり指導方法が厳しいと、実践できないこともあります。無理して食事を制限してよけい辛くなってしまうこともあるので、コミュニケーションがとりやすい、相性のいい専門家を選ぶといいですね。
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