歯科医師北原先生のワンポイント・アドバイス


歯の健康は、胎内からスタート!

妊娠中は赤ちゃんにカルシウムが取られるって、 本当?

One Point Advice
北原先生のワンポイント・アドバイス

昔から「子どもを産むと歯が弱くなる」「妊婦は赤ちゃんにカルシウムをとられてしまって歯がボロボロになる」などとよく言われてきましたが、これは医学的にはまったく根拠のない話です。シリーズ1回目【マタニティの歯のケア】でもも話しましたが、マタニティに虫歯が多いのは、つわりで歯磨きがつらい、ちょこちょこ食いが多くなってしまうことなどが原因。産後は子育てに忙しく、どうしても自分の歯のケアは後回しにしがちです。このことから、歯周病菌が増え、「歯がボロボロ」になってしまうのです。

歯周病の予防には、とにかくまずブラッシングが大切。しかし、歯科に行って歯磨きのチェックをすると、意外にも汚れを落としきれていないことがわかります。できれば妊娠を考えた時から、プロによる指導をきちんと受け、自分がどの部分を磨くのが苦手なのかを知り、正しいブラッシングの方法を学ぶようにしましょう。また、ブラッシングの時間は1回につき15分は必要です。
歯が健康であって始めて正しい食生活が送れます。おなかの赤ちゃんの歯の成長のためにも、妊娠中は「第一の消化器官」である歯を健康に保つことが大切です。

(アドバイス/北原信也先生)





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歯育・子どもの歯を育てる インデックス

1.赤ちゃんのために知っておきたい
 マタニティの歯のケア

2.歯の健康は胎内からスタート

3.子どもの虫歯の原因は?

4.0歳からの歯のケア

5.はじめての離乳食と歯の健康

6.よく噛むことと体、心の発達

北原先生のワンポイント・アドバイス


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