歯科医師北原先生のワンポイント・アドバイス


よく噛んで、健康で頭のいい子に育てよう!

子どもの指しゃぶりが止まらない!
指しゃぶりの功罪とうまく手放すためのヒント

One Point Advice
北原先生のワンポイント・アドバイス

指しゃぶりやおしゃぶりを使うことで歯並びや咬み合わせが悪くなるから、なるべく早くやめさせたい。そう思っているお父さんやお母さんは決して少なくないはずです。確かに、指しゃぶりで前歯が前に出る、上下の歯の咬み合わせが悪い、受け口になる、前歯で上手に噛みちぎれない、サ行やタ行の発音が下手といった問題点が指摘されています。特に3歳以降の指しゃぶりは歯並びに与える影響が大きいですから、できるだけ上手に手放せるように誘導してあげるとよいでしょう。
しかし、指しゃぶりは小さいうちほど無意識に行うもので、精神的なストレスを緩和させる、気持ちを落ち着かせるなどの効果もあります。赤ちゃんが自分で手を動かすようになる6カ月以降は、手の動きと口の動きが連動し、知覚や運動能力の発達を促すという側面もあります。口周りで言えば、吸う能力や口輪筋が発達します。1歳以下であれば、指しゃぶりに対しては寛容でもいいのではないでしょうか。

3歳以降、子どもは外で遊ぶようになり、道具を上手に扱うことができるようになります。指を口にもっていくことよりも道具を使って遊ぶ楽しさに目覚めれば、自然と指しゃぶりの時間も減っていくはずです。就寝中、無意識のうちに指をしゃぶっている場合は、そうっとはずしてあげるようにすれば効果的です。

(アドバイス/北原信也先生)




babycom おすすめ関連コンテンツ


歯育・子どもの歯を育てるデンタルケア

歯育・子どもの歯を育てる インデックス

1.赤ちゃんのために知っておきたい
 マタニティの歯のケア

2.赤ちゃんの歯の健康は胎内からスタート

3.乳歯の生える時期と赤ちゃんの虫歯

4.0歳からの歯のケア

5.はじめての離乳食と歯の健康

6.よく噛んで、健康で頭のいい子に育てよう!

北原先生のワンポイント・アドバイス


babycom おすすめ記事
babycom Site
わが子のペースで考える離乳食レッスンわが子のペースで考える離乳食レッスン

母乳や粉ミルクから離乳食への移行をどのようにすればスムーズに行えるか、0歳からの食育!わが子のペースで考える離乳食レッスン


babycom 関連情報

自分でつくる!赤ちゃんすくすく環境

赤ちゃんすくすく環境

アレルゲン、誤飲、転倒、やけど…赤ちゃんにとって家の中は危険がいっぱい。室内を安全に、いつもゴキゲンに過ごせる状態にしてあげたい。


子どものための快適な室内の空気環境

子どものための快適な室内の空気環境

赤ちゃんや子どもが一日の多くを過ごす家の中、だから考えたい「子どものための快適な室内の空気環境」。



TOP▲