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育児と仕事で手いっぱい。でも、みんな頑張って時間をやくりくしています! そんなキャリア・カップルの「仕事と育児と家事とプライベートタイム」にせまる。

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本田 由佳(ほんだゆか)さん
(株)タニタ 勤務  1974年 生まれ 東京

子ども:1998年生まれ 長男  
パートナーの職業:同会社勤務
産休・育休:社内規定は産休=産前6週、産後8週。
育児休業=8ケ月
仕事時間:
定時は8時45分〜17時30分だが、通常18時30分まで勤務。残業は月12〜13時間。商品発売前は40時間に及ぶことも
休 暇 :週休2日
 (休日出張することも。休日出勤の場合は、平日に振り替え)
パートナーとの育児分担:ときどきお迎え
パートナーとの家事分担:ゴミ出し。朝晩の食器洗い。洗濯物をたたむ。
 2週間に1度の夕飯づくり
託児状況:保育園
困ったときの育児のサポート:近所の友人、母父双方の祖母


06:45
08:15
08:30
08:45
18:30

19:30


22:30
24:00
起床
家を出る
保育園送り
出社
終業  早い日は18時頃
保育園お迎え→買い物
帰宅 
ほっと一息→食事の用意→食事→子どもとお菓子づくりやお絵かき→お風呂
子ども就寝
就寝
まわりのサポートで職場復帰

大学を卒業後、就職した本田さんは、同じ会社に勤めるパートナーと結婚。23才で長男を出産した。その後、8ケ月の育児休暇を経て復帰。仕事と育児を両立しながら、忙しい毎日を送っている。
「2月に職場復帰したのですが、4月に今の保育園への入園が決まるまで、無認可の保育園に預けていました。2月は子どもが保育園に慣れずに、風邪がうつってしょっちゅう熱を出して、お休みする日のほうが多かったくらいです」と振り返る。

復帰した次の月、長男はなんと風邪をこじらせ肺炎に。5日間入院をした。とはいえ仕事を長く休むことはできないので、実家からおばあちゃんが助っ人に来てくれた。そのおかげで、なんとか乗り切ったと言います。
「このときは、会社をやめようかと真剣に悩みました。母や上司にも相談して。私の母が『やめるのは簡単だけど、もう少し頑張ってみれば』と言ってくれました。それが支えになって続けることができました」


母乳と卒乳

本田さんは、復帰するまで完全母乳で育てていた。長男は8ケ月になり、離乳食も順調で、とくにトラブルもなかった。
「ところが保育園に行くようになったら、子どもが哺乳瓶を嫌って、なかなか飲まなかったらしいんですね。最初のうちは、保育園から帰ってくるとわーわー泣いて、食事をつくることもできませんでした。とにかく帰ってきたら、まず授乳。それをしないと落ち着かないんです」
そんな状況を保育園の先生に相談すると、「食事の用意も大切だけれど、とにかく子どもを抱いておっぱいを上げてください」とアドバイスしてくれた。それを聞いて、気が楽になり、食事は二の次、まずは授乳を優先することに。

「私のほうも職場で母乳をしぼって、保管するという日々が続きました。そのうち仕事が忙しくなり、しぼらない日が続いて、乳腺炎になってしまいました。熱が出て産婦人科に受診したら、授乳をやめるようにと言われて、薬を飲んで止めることにしました」
このとき本田さんは薬の副作用で体調を崩し、子どもは2日間泣き続けた。親子ともどもとても辛くて、いっしょに泣いていたそうだ。
「卒乳のタイミングは難しいですね。仕事を優先して考えると、最初から混合にしておいたら、もう少し違う状況だったのではないかと思いますが」と、言います。
それでも荒しのような2日間が過ぎると、長男はそれまでしていた夜泣きをぴたっとしなくなった。
「なんだか自分のおかれている状況を察したみたいでした。母は仕事をしている。彼もそんな私の状態をわってくれたような気がして、同士のような気持ちになりましたね」
そんな長男も、だんだんと保育園に慣れ、今では帰りにいっしょに買い物を楽しみ、家に帰ってからは、お絵かきをしながら食事ができるのを待てるようにまで成長しました。
「家に帰ると、簡単なおやつを食べ、私はコーヒーを飲んで一息つきます。それから、食事の用意をはじめる。食後は、いっしょにおやつをつくることが多くなりましたね。昼間いっしょに遊べないので、おやつをつくる時間はふたりのコミュニケーションのときです」
仕事も育児も完璧にやろうとすると、どこかにしわ寄せがくる。集中することと、少し手を抜くところのバランスをうまくとれるようになったとか。


スキルアップも育児も仕事に活かす

本田さんは、今、東京大学大学院の医科系研究科で、発達医科学(母子保健学)を学ぶ研究生でもある。毎週木曜日は、大学に通う。その一方で、週1回づつ英会話とダンスの教室にも通っているパワフルなママ。 「大学院は、自分から会社に社会人教育の枠で申請しました。だめ元で、まずはチャレンジと思って。夫も協力してくれています。大学にはいろいろな国の研究者がいるので、新しい情報が入ってくる。生活者や、違う分野の人たちの生の声を聞くことができるので、今の仕事にも役立っています」

母子健康管理計「ママみって」
世界で初めての妊娠中の女性の
体脂肪が計れる体脂肪計
本田さんは、2002年、母子健康管理計「mama Mitte'」の企画、開発を手がけました。妊娠中の体重測定と同時に体脂肪を計算をする機能がついているこのスケールは、赤ちゃんが生まれたあとはベビースケールになります。さらにコントローラには、妊娠中に必要な情報が、辞典1册分入っているというすぐれもの。
その中には、マタニティビクスでのからだを動かすマニュアルも載っています。これをつくるために、本田さんは得意のダンスを生かし、マタニティビクスのインストラクターの資格もとってしまったという気の入れよう。

「自分の育児体験を通して、商品開発ができたと思っています。仕事と育児、私にとっては同じ重さをもつものです。仕事の顔と母親の顔を切り替える。両方とも大好きな自分です」 つねにアンテナをはりめぐらせて、スキルアップと育児に挑戦する本田さんです。


2003年 6月 掲載

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