私の出産体験記

babycom ARCHIVE
babycom 産院選びのためのお産情報

私の出産体験記

子宮が守ってる

cf1608さん(1999)


 私は妊娠後期に来て急にむくみがひどくなってしまいました。 病院で「5日間の執行猶予をあげる」と言われ、その間に治らなかったら 入院と宣告されました。
 その時はその5日間でなんとかむくみはとれたのですが、その後 予定日(1/27)が近づくにつれ、またむくみが出てきてしまい、 予定日も超過ということで2日おきに検診することになりました。 結局2/3に、妊娠中毒症で入院することになり、おそらく陣痛も 病院で迎えるだろうという雰囲気でした。
 尿蛋白・糖などはでていなかったものの、むくみがひどいので 先生にはきつく注意されました。3日間利尿剤を飲み、陣痛を待っていましたが何の音沙汰もなし。 内診しても子宮口は全く開いていませんでした。

 そうこうするうちに、予定日を9日間超過していました。 それでも子宮口は開かず、先生は帝王切開になるか、このまま 開くのを待つか判断に苦しんでいました。でも10日目になり、もう時間的にも限界だろうということで主人を病院に呼ぶように言われました。

 先生のお話では、その日の午後から3回に分けて誘発をかける 薬を飲んで、子宮口が開くかどうかを見て判断する、ということでした。 1時から3回、一時間ごとに誘発剤を飲んで、少しずつ陣痛らしきものも 来始めました。 そして4時、内診。でも状態は全く変わらず。1cmくらいしか開いていない、ということでした。

 また主人を病院に呼ぶように言われ、帝王切開になるという説明を受けました。なかには誘発剤を飲めば子宮口が開く人もいるらしいです。 でも私は全く開かないし、「これだけ予定日超過しているのに全然開いていないということは、何か中で問題があって、子宮が 開かないように守っているということもあるんですよ。 幸い羊水はまだきれいです。でも赤ちゃんもそろそろ除脈はでているし、疲れてきて いるんですよ。やはり、切った方がいいと思います。 ちゃんと開いていないのに、これ以上陣痛をかけてしまったら出るものも出てこれな い。」と先生には言われました。先生の説明はとても細かかったし、それしか方法がないなら仕方ないし、納得した上 で手術をお願いしました。

 「そろそろ赤ちゃんが出てくるよ!」手術が始まって間もないのにそう言われ、あっという間に「ホギャ〜〜」という声が聞こえ、 「ああ、泣いてる。生きてるんだぁ」と思ったら涙がでてきました。 2,960gの男の子でした。

 術後、先生からの説明では赤ちゃんのお腹のあたりでへその緒が 一巻きしていて、あまったへその緒は赤ちゃんの頭の下にあったそうで、もし破水を していたら助からなかっただろうということでした。
やっぱり先生の「子宮が守ってる」っていうのは本当だったんだなぁと 実感しました。

 今は生後2ヵ月で体重も6kgになり、寝不足で大変な毎日ですが、 無事に産まれて本当によかったと思います。 病院は個人病院だったのですが、次に妊娠したらまたその先生に お願いしたいなと思ってます。
(1999.4.8)


妊娠・出産、母乳ワード101妊娠・出産・産後ワード101
安産と楽しいマタニティライフに役立つ101用語を解説。 監修/医学博士・産婦人科医師(故)進 純郎先生(監修当時)葛飾赤十字産院院長





babycom おすすめ記事
babycom Site

高齢出産のパーセンテージは年々高くなっている。リスクばかりが強調されがちだが、高齢出産でなければ得られない喜びやメリットもあるはず。

babycom 関連情報

マタニティのセルフケア

マタニティのセルフケア-babycom

妊娠期を健康に過ごして安産を向かえるためにも、健康のバランスには気をつけたい。おなかの赤ちゃんにもやさしいマタニティの療法を紹介。



TOP▲