きほんのレシピ２
ツルツル系野菜から始めてみよう！
ニンジンと玉ネギの煮物

まずはツルツル系野菜の煮物から食べさせてみましょう。
ニンジンと玉ネギの煮物では、玉ネギは甘味を出すための補助野菜ですので、くし切りにしたニンジンのみを食べさせましょう。

▶ 材料
　ニンジン2分の1本　玉ネギ4分の1個
　昆布出汁500cc　塩：小さじ3分の1

▶ 作り方

1. ニンジン、玉ネギは皮をむき、
　5mmのくし切りにする

2. 昆布出汁に1のニンジンと玉ネギを入れて、柔らかくなるまで煮込む
昆布出汁は旨味を、玉ネギは甘味を出す。

※昆布出汁のレシピを見る　＞＞

3. 最後に塩を入れて味を整える
味付けは煮物ができ上がるころにすると、
蒸発で塩分濃度が増すのを防ぐことができる。

ワンポイント アドバイス


まずはニンジンを食べさせてみましょう。 もし、食べない場合は、でき上がった全部の煮物と煮汁をミキサーにかけスープにして与えてください。大人も楽しめるキャロットスープになります。

栄養コラム
ニンジンは赤ちゃんにお勧めの野菜
久保田洋子（NPO法人みんなの食育 管理栄養士）

ニンジンは、英語のcarrotがカロテンの由来になっているように、β-カロテンが豊富な緑黄色野菜です。β-カロテンは体内に吸収されてからビタミンAに変化します。ビタミンAは皮膚や粘膜を丈夫にして免疫力を高め、活性酸素を除去して、感染症を予防する働きがありますが、サプリメントなどで過剰に取ると、頭痛や食欲不振などの過剰症に陥る場合があります。β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変わるため、過剰症の心配がありません。このほか鉄やカルシウムなどのミネラル、ビタミンB1、B2、C、D、E、K、葉酸などのビタミンをバランスよく含んでいます。また、ほかの野菜に比べて甘味が強いため、これからさまざまな食べ物を食べていく赤ちゃんにはチャレンジしやすい野菜といえるでしょう。

また、ニンジンと同じ根菜であるカブもお勧めです。カブは、別名スズナといわれ、春の七草の一つにも数えられます。胃腸の調子を整えて食欲を増進させるといわれています。

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