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わが子のペースで考える
離乳食レッスン

離乳食はいつから? 何を食べさせたらいいの? など、 乳児を育てるお母さんには、離乳食への疑問と悩みがいっぱいです。
母親向けの離乳食講座を20年以上開いてきた小野田レイさんが、 その豊富な経験をもとに、わが子のペースに合った離乳食のコツを 最新の知見とともに紹介します。




離乳食開始 3つのポイント

1.離乳食を開始するのは
 6か月以降で十分です

2.他の子と比べず、
 赤ちゃんに食への興味が
 出るのを待ちましょう

3.果汁・果物は最初に
 与えないようにしましょう






離乳食レッスン
赤ちゃんbabycom わがの子の離乳開始は、いつ?
開始の目安とコツを伝授




母乳哺育を第一に考えた離乳食を

2007年3月に厚生労働省で「授乳・離乳の支援ガイド」という離乳の基本方針を策定し、離乳食の開始は5〜6か月と発表しました。また、アメリカ小児科学会でも「母乳栄養児には最初の6か月間は、水、果汁、その他飲み物は必要ない」と声明を出しています。それは母乳哺育を第一に考えて、他の栄養からではなく、先ずはおっぱいで十分栄養を摂ることが重要だからです。

また、アメリカ小児科学会や日本免疫病治療研究会では早期離乳はアレルギーの原因になると発表しています。 このように、最近では研究が進み、離乳準備の為の生後1〜2か月の湯冷ましや果汁を与えることから始める離乳食と比べ、かなり進化しています。



離乳食の開始は生後6か月以降に、
   赤ちゃんに合わせて


ところが現在、日本で行われている離乳食指導は、4か月〜5か月から果汁から与えるように指導しているところが未だにあります。ヒトの小腸は2%の糖分を含んだ食物がもっとも吸収が良いことが分かっていますが、果汁の糖分は柑橘類で約10%、りんごで13〜15%、いちごで12〜13%など糖分が高く、吸収されないまま大腸にいき、細菌によって分解されて下痢になる原因をつくります。また離乳食は一般的に「薄味」でと勧めてられていることとの矛盾が生じています。そして糖分の多い食べ物に慣れてしまうと母乳やミルクを飲まなくなる可能性もあります。


バナナは、離乳食に適しているのか?

離乳食によくバナナが出てきます。栄養価は高いですが、糖分が17〜20%と高く、離乳食に不向きです。これは多くのお母さんから聴取したことですが、「うちの子、離乳食を最初は食べたのですが、最近全く食べないんです」という悩みを詳しく聞くと、バナナが大好きな赤ちゃんが非常に多いです。バナナは甘く味が濃いのに比べ、離乳食は薄味で糖分などほとんどなく刺激が少ないわけですから、バナナ以外離乳食を食べないのは無理もありません。

以前、離乳食講座に参加されたお母さんが「うちの子良く食べるんです!」と言って見せてくれたのは、バナナ→離乳食→バナナ→離乳食とサンドイッチ型にして、1口離乳食を食べたら、1口バナナをあげると言う“ご褒美”を与えた食事方法でした。赤ちゃんはあとのバナナを食べたい為に「早くくれ」と言わんばかりに、離乳食を飲み込んで、次にバナナがこないと足をバタつかせて泣いていました。
これでは食事が“作業”や“義務”でしかありません。食事は家族の団らんの場でもあり、美味しく楽しいものです。私たちは一生毎日、三度食事をするわけですから、赤ちゃんにとって将来、食事が楽しみの一つになってもらいたいものです。


「初めて食べる離乳食は根菜類から」
赤ちゃんは、表面がツルツルとした舌触りや喉ごしの良いものを好みます。 野菜でいう舌触りの良いものとは?
次号で詳しくお伝えします!






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