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シリーズ「語る+聞く リプロダクションのいま」第3回

ワークショップ「新しい出生前検査 について考える」 12月1日(土)

babycom事務局(掲載 2012.10.9)

ワークショップ「新しい出生前検査 について考える」

8月下旬より「新しい出生前検査」に関する報道をよく耳にするようになりました。 今、話題となっている検査は、妊婦の血液中に流れる胎児のDNA断片を用いて胎児の染色体数を確認する検査法で、染色体数の異常を非常に高い確率で同定することができる、というものです。妊婦の血液中に胎児のDNAが存 在するということが報告されたのは1997年のことです。以来10年以上の歳月をかけて続けられてきた研究成果のひとつが、この検査なのです。
しかし、技術的な可能性や神秘性と、社会的な妥当性、必要性との間には乖離があります。頻発する報道の背景には、特定の障害を対象として、このように簡便な検査が登場することを「どのように受け止めてよいかわからない」という社会心理が反映されているようです。今年10月5日には、倫理的な問題を懸念する日本産婦人科学会からの要請に応じる形で、臨床応用の延期が決定されました。

今まさに、「新しい出生前検査」について、考えることが求められています。しかし、私たちは、一体どこから、この問題について考えていけばいいのでしょうか。ご報告では、出生前検査一般の普及がいち早く進んだイギリスを事例としたこれまでの検討をふまえて、みなさんと考えてみたいと思います。


シリーズ「語る+聞く リプロダクションのいま」第3回
ワークショップ「新しい出生前検査 について考える」

◆2012年 12月1日(土)14:00-17:00(13:30開場)
◆赤羽会館 第一和室 東京都北区赤羽南1-13-1 電話:03-3901-8121
http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/facility/051/005189.htm
JR赤羽駅東口(京浜東北線、埼京線、高崎線、宇都宮線) 徒歩5分
地下鉄南北線赤羽岩淵駅 徒歩10分
◆参加費:1000円 (要事前申込み)

◆渡部 麻衣子 さん プロフィール
日本学術振興会特別研究員PD、東京大学大学院情報学環
2002年から2005年まで、イギリスのウォリック大学大学院社会学部博士課程に在籍。科学技術社会論を先攻し、母体血を用いた出生前検査の開発と普及の経緯を研究対象とする。帰国後、2006年まで市民科学研究室に在籍、以後、2006年から2008年まで北里大学大学院で遺伝子検査の市場化に関する研究プロジェクト(代表:高田史男教授・産科医)、2008年から2011年まで東京大学医科学研究所にてオーダーメイド医療実現化プロジェクトなどに参加。2011年より現職。

◆主催:NPO法人市民科学研究室 + babycom + リプロダクション研究会

◆問合せ&申込:03-5834-8328 renraku☆shiminkagaku.org
                ※メールの☆を@に変えて送信ください。






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