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for Papas お父さんのための育児講座 育児 格言集
『子は、エサをくれる人になつく』 これは、古今東西、動物人間、野性人工的問わず、明白なことです。エサなくしては、子は育ちませんから、子ども自身がそれを一番よく知っている。 で、授乳のときには、おっぱいをくれる母親と密着。ミルクの場合には、母でなくとも、ミルくをくれ、優しくしてくれる人になつくかもしれない、がしかし、いずれにしろ、授乳期間中はどうあがいても残念ながら父親に軍配はなさそう。だからこそ、子どもが乳を離れたときこそチャ〜ンス。せっせと、早く帰って、子どもの食事につきあおう。忘年会、新年会の決まりきった仲間より、ずっとおもしろいこと受け合いです。
『No Greed---欲を捨てる』 子育てをしていると、子どもを、まるで自分の分身のように思ってしまう親がいます。「立てば這え、這えば歩けの親心」と申しますが、そのたあいもない親バカちゃんちゃんが、そのうち度を超してしまう。だれにでもあることですが、ヨーガの行者も申します、「人生の本質は、欲を捨てることにあり」と。もちろんこれは究極の清さ。現代の社会にあっては誠に難しい。だからゆえに、人間本来の、理想の生き様でもありましょう。
『いつまでも、あると思うなわが子の恩』 まあ、かわいらしい赤ちゃんでも、おちゃめなヨチヨチ歩きの乳児でも、やんちゃな幼児でも、「目の中に入れても痛くない」なんて思っていたら、あらあらすぐに大きくなって、生意気なことを言い出して、中にはナイフなんかもってしまったりして。子どもは親の知らぬ間にどんどん大きくなってしまうもの。 今どき、息子、娘に将来の老後を見てもらおうなんて思っている親はいないだろうけど、子どもはすでに小さいときに親に恩がえしをしているもんなんである。早く大きくならないかなあ、なんて思っていると、すぐに反抗期になって、親に反撃をくらわしてくれること請け合いです。
『エサは愛情の素』 子どもはだれになつくのか? この質問の究極の答えは、父でもなく、母でもなく、「エサをくれる人」です。生物学的親であろうとも、育てなければただの他人。子は愛情も必要ですが、飢えのような状態のあるような極限状況では、人間は愛情よりはメシが欲しい。正論です。 子が父親より母親になつくように見えるのは、父より母のほうがエサをやる回数が多いから。親の仕事、それはエサをやり続けることなのです。「グレない子を作りたかったら、愛情料理を与えよう」と言った料理家がいますが、これは一理あると、思う。 エサは、やればいいわけじゃないのです。そこに愛情がなけりゃ、やはりまずい(文字どおりマズイ)。 両親が忙しくて、コンビニ弁当やインスタント食品ばかりだと、栄養的にも愛情的にも子どもの成長に影響がでますぞ、と、まじな格言。
子どもを育てるということは、小さく弱々しい人間を育てるというより、それを飼育し成長させる親という自分自身を育てること、という意味。 毎日、子どもと向きあって、怒ったり、いらいらしたり心配することは、結局自分の心と向きあっていることでもある。子どものせいではなくて、その原因は自分にあることのほうが多いもの。 そんな自分の新しい一面、あるいは潜在的な心とつきあいながら、子どもの育ち方を見守っていこう。
産後もいきなり、甘いものや脂っこいものを食べるなかれ。 ぶよぶよとたるんだお腹の肉をさらに贅肉化させるばかりか、母乳にとっても高たんぱく、高脂肪、甘いものは大敵。昔の人が「今のように食べ物は十分なかったけれど、おっぱいはよく出た」と胸をはるのも、粗食&ご飯中心の野菜食だったから。
子どもというのは、すぐに大きくなってしまうもの。子育てしているときには、「早く大きくなってくれ」と思うけれど、本当にあっというまに成長してしまう。 「父親だぞ」と自負していても、子どもはほんとうにそれを感じているだろうか?小さくても、今の父をしっかり見ているのだ。「いつか、父親らしいことをしてやろう」と思っていても、今やらなくては、もう遅い。 子どもは父親のリアクションをまっているし、いつも受け入れてくれるけれど、「いつか」と思っているうちに、気ずいたときには子はいない。妻もまた、しかり。コワ〜イ!
育児にマニュアルがあったらどんなに楽だろう、と思う。 でも、取り扱い説明書に記せるほど、子どもは単純でもなければ、扱いやすくもない。 泣いてばかりいる子もいるし、病気がちな子もいる。 母子手帳に書いてある、成長基準値に合わない子もいる。 育児にはマニュアルはない、というリアルな格言。 でも、だからこそ、育児はクリエイティブでおもしろい。
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